UL Solutionsは12月4日(現地時間)、提供中のグラフィックス向けベンチマークツール「3DMark」において、昨今ゲームで採用例が増えてきた「DirectStorage」機能をテストできる新機能を搭載した。3DMark DirectStorage機能テストは3DMark Professional Editionで利用できる。
DirectStorageとは、PCIe SSDから直接データをロードしてVRAMに展開するWindows向けの機能。さらにデータをの解凍時にGPUを活用する「GDeflate」などを組み合わせることで、ゲームの読み込み時間をさらに短縮可能。Windows 11環境ではBypassIOも利用できるため、データ転送時にCPUのパワーを用いずにオーバーヘッドを削減できる。
このテストでは、DirectStorageを有効化・無効化することでどのくらい帯域幅に差が生まれるかも計測可能。DirectStorage実装のほぼ最良のシナリオをシミュレートし、パフォーマンス上の数値を明確に表現できるという。
なお、このバージョンから3DMarkをフランス語でも利用可能になっている。加えてSpeed Way、Wild Life、Wild Life Extreme Benchmarksに新しいサウンドトラックが導入されており、ベンチマークの設定画面で有効化することで聴くことが可能だ。