リヴァプールに所属するファン・ダイク [写真]=Getty Images

 プレミアリーグのリヴァプールが、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの慰留に動き出したようだ。4日、イギリスメディア『The Athletic』が伝えている。

 現在33歳のファン・ダイクは、2011年5月に母国オランダのフローニンゲンでプロデビューを果たした。以降はセルティックとサウサンプトンでのプレーを経験し、2017年12月にリヴァプールへと完全移籍。1年目から定位置を掴むと世界屈指のDFに成長を遂げ、プレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献した。在籍8年目となった今シーズンもここまで公式戦18試合出場2ゴール1アシストの成績を残しており、リーグ首位を独走するクラブの守備陣を牽引している。

 リヴァプールとの現行契約が2025年6月末で満了を迎えるファン・ダイク。すでに契約最終年に突入している同選手だが、依然として契約延長には至っていないことから今シーズン終了後の去就に大きな注目が集まっている。

 10月の段階で「話し合いは継続中」と語り、新契約締結に向けた交渉の存在を明言していたファン・ダイクだが、リヴァプールは慰留を目指して最初のオファーを提示した模様。しかし、同選手の期待に届かなかったとしつつ、「これまでのところ契約延長への金額や期間について進展はなかった」と『The Athletic』は報じた。

 一方で、同じく今季終了後に契約が満了となるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドとエジプト代表FWモハメド・サラーについても言及。アーノルドとは交渉が継続中と指摘し、サラーには延長オファーを提示していないものの、「すぐに状況が変わると予想されている」と主張した。