ゲオストアは12月2日、全国のゲオモバイル/ゲオショップ/セカンドストリート約1,400店舗で2024年に取り扱った中古スマホ・中古タブレット・中古Mac・中古Apple Watchの販売・買取数量ランキングを発表した。中古スマホランキングでは、販売・買取ともに、「iPhoneSE 第2世代」と「iPhone8」のホームボタン搭載iPhoneが上位となった。
中古スマホランキング
中古スマホランキングでは、販売・買取ランキングともに、「iPhoneSE 第2世代」と「iPhone8」のホームボタン搭載モデルが上位を独占した。ゲオ モバイル店舗販売推進部 モバイル商品課 廣瀬光氏は、これらの機種は2020年以前に発売されたため、買い替えによる買取が増えたと分析している。また、2020年発売の「iPhone12」シリーズも買い替えが進み、買取数量が増加して販売ランキングではさまざまなモデルがランクインした。
販売ランキングで「iPhoneSE 第2世代」と「iPhone8」が人気を集める理由は、1万円台から購入可能な手頃な価格や必要十分な機能を備えている点ではないかという。2台目や子ども用スマホとしての需要が高く、指紋認証が使えるホームボタン搭載モデルとしても支持されているのに加え、ゲオ/ゲオモバイルの格安SIMとのセット販売や値引き施策も販売数増加の理由だと同氏はみている。
中古タブレットランキング
中古タブレットランキングでは、販売・買取ランキング共に10位までiPadが独占し、「iPad 第10世代 10.9インチWi-Fiモデル 64GB」が販売・買取の両ランキングで圧倒的1位を獲得。特に画面サイズの大きいWi-Fiモデルが好まれる傾向にあり、自宅などのWi-Fi環境が整った場所での利用ニーズが高いとみられる。買取ランキングには、今年発売の「iPad Air M2」が入るなど、タブレットはスマホよりも買い替えサイクルが短い傾向がうかがえるという。
中古Macランキング
中古Macランキングでは、販売・買取ランキングともに、2020年発売のM1チップ搭載MacBook Airが販売・買取ランキングで上位を占めた。買取では、M3チップ搭載モデルへの買い替えによりM1チップ搭載モデルの持ち込みが増加。販売では、新品のMacBook Air(M2チップ搭載)が14万円以上と高額だということもあり、中古で10万円未満のM1チップ搭載モデルが人気を集めている。ゲオ モバイル店舗販売推進部 モバイル商品課 中澤康一郎氏は、MacBookの新品価格が上昇したことから、中古市場で手頃な価格の同モデルの人気が続くと予測している。
中古Apple Watch
中古Apple Watchランキングでは、販売・買取ともに「Apple Watch SE 第2世代」が1位、「Apple Watch SE 第1世代」が2位となった。買取ランキングでは供給量の多い機種が上位を占め、それがそのまま販売ランキングにも反映されている。販売では手頃な価格のSEシリーズが人気で、3位の「Apple Watch Series 7」は新シリーズの発売による値下げが販売増加につながったと、ゲオモバイル店舗販売推進部 モバイル商品課の田中利彦氏が分析している。