学研ホールディングスグループのベンドが運営する「スキルアップ研究所」は、「スキルアップを目的とした副業に関する実態調査」の結果を12月2日に発表。同調査は、2024年11月6日〜11月12日の期間、副業の経験がある男女200人を対象にインターネットで実施した。
スキルアップを目的に副業をした経験があるかを尋ねると、「はい」と回答した人は22.5%となった。大半の副業経験者がスキルアップを目的とした副業経験はないことが判明した。
スキルアップを目的とした副業の経験がある人を対象に副業で培ったスキルをどのような目的で生かしたいかを聞くと、「独立・フリーランスとして生かすため」が42.2%で最多となった。この結果から、副業で得たスキルは独立やフリーランスとしてのキャリア形成に向けた準備として活用したい人が多かった。
また「独立・フリーランスとして生かすため」(42.2%)、「本業で生かすため」(31.1%)と比較すると少ないが、「転職して転職先で生かすため」という回答も26.7%で、一定の人が転職を想定して取り組んでいた。
続いて、副業に取り組んだ理由を尋ねると「収入を増やすため」が87%で最多となった。次いで、「本業以外にも収入源が欲しいから」(44.5%)と回答し、収入アップや収入の維持が副業をする圧倒的な理由に。スキルアップを目的に副業に取り組んでいる人は少ない現状がうかがえる。