ランボルギーニが新型車「テメラリオ」(Temerario)を日本で公開した。新しいV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するプラグインハイブリッド車(PHEV)で、すでに受注の受け付けは始まっているとのこと。価格は非公表だ。どんなクルマなのか実物を見てきた。
最高920馬力の電動ランボ
テメラリオは外部から充電できるハイブリッドカー=PHEVだ。ランボルギーニのPHEVとしては「ウルスSE」「レヴエルト」に続く3台目となる。
テメラリオはV型10気筒エンジンを搭載する「ウラカン」の実質的な後継モデルという位置づけ。新たに開発した4.0LのV8ツインターボエンジンを搭載し、3つのモーターを組み合わせる。バッテリーパックは長さ1,550mm、高さ301mm、幅240mmで、総容量3.8kWhのパウチセルを内蔵する。
V8ツインターボエンジンの回転数は最大1万rpm。量産型スポーツカーで1万rpmに達した唯一のエンジンであるというのがランボルギーニの説明だ。テメラリオの動力性能はシステム全体で最高出力920PS(676kW)、最大トルク730Nm。停止状態から100km/hに達するまでの時間(ゼロヒャク加速)はわずか2.7秒だ。走りの面でのトピックとしては、走行モードに「ドリフト(Drift)モード」が初採用となっている。
テメラリオの納車にはけっこう時間を要するようで、「Lamborghini DAY Japan 2024」の会場にいたスタッフに聞いたところによれば、これから注文すると1年くらいはかかる見通しであるとのことだった。