小田急電鉄が運営する「ロマンスカーミュージアム」は、今年6月に50周年を迎えた小田急多摩線をテーマに、街の歴史や多摩ニュータウンのなりたちにふれるイベント「まちの多摩線50年」を12月4日から開催すると発表した。開催期間は2025年3月3日までを予定している。
開催期間を通して、多摩線と多摩線沿線の今昔を振り返る企画展を実施。開業に向けて線路敷設する様子をはじめ、開業当時の駅と列車が走行する様子、沿線の街並みなどパネルにして展示するほか、時代ごとのダイヤグラムや、2002年の多摩急行デビュー時に車両へ掲出したヘッドマークなど展示する。12月14日と1月4・18日、2月15日の各日14時から学芸員による解説も行う。
同じく12月14日と1月4・18日、2月15日に、小学校2~4年生を対象とした「多摩線づくりワークショップ」も実施(各日11時30分から。参加費は500円)。相談しながら多摩エリアの地図上に駅と線路の模型を配置し、多摩線を再現する企画で、地理の知識や多摩線の特徴を学べるという。
1月11日には、多摩センター駅に乗り入れる3社(小田急電鉄、京王電鉄、多摩都市モノレール)のコラボレーションによるイベント「多摩鉄道サミット」を館内で実施。各社の駅長によるトークショー、キャラクターのグリーティング、多摩の特産品販売など行う。
1月25日は小田急多摩センター駅周辺を舞台に、緑地を計画的に配置した都市計画にもとづくまちづくりや、街の発展と鉄道との関連性を「パルテノン多摩」の担当者と同館学芸員が解説する「多摩センターフィールドワーク」(定員約20名。参加費2,000円)を実施。12月25日12時から「ロマンスカーミュージアム」公式サイトで先着順に申込みを受け付ける。