東武鉄道は3日、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)とうきょうスカイツリー駅付近の下り線と留置線の高架区間について、2025年3月2日から使用開始すると発表した。これにともない、3月1日の19時20分頃から終列車までの間、浅草~曳舟間を運休とする。

  • とうきょうスカイツリー駅付近高架橋(下り線高架橋全景)

「東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)連続立体交差事業」は墨田区の都市計画事業として、とうきょうスカイツリー駅付近の約0.9km(とうきょうスカイツリー~曳舟間)を高架化。東武鉄道は墨田区と施行協定を締結して工事を進め、2022年11月に上り線高架区間の使用を開始した。工事の進捗にともない、下り線と留置線を地平から高架区間に切り替え、2025年3月2日の初列車から使用開始する予定。同区間の踏切1カ所を廃止し、安全性の向上とエリアの分断を解消する。

下り線高架区間の使用開始にともない、前日(3月1日)の19時20分頃から終列車まで浅草~曳舟間(特急列車は浅草~北千住間)が運休に。なお、半蔵門線直通列車(押上~曳舟間)は通常通り運転し、特急列車については北千住駅で折返し運転を行うとのこと。

  • とうきょうスカイツリー駅付近高架橋(伊勢崎線第2号踏切道部分)

  • 3月1日の19時20分頃から終列車まで、浅草~曳舟間が運休に

列車の運休区間において、19時から終列車まで振替輸送も実施する(バス振替は実施しない)。振替輸送には普通乗車券・定期券(IC定期券含む)が必要。「PASMO」「Suica」は振替輸送の対象外となるため、あらかじめ乗車券を購入のうえ、振替輸送を利用する必要がある。