◆ 「何人かで補っていくことになる」解説陣期待の投手は誰だ
3日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演した斎藤雅樹氏・野村弘樹氏が、来季の巨人投手陣について分析した。
4年ぶりにリーグ優勝を果たした巨人だが、今季24試合・156回2/3を投げ15勝をマークした菅野智之がメジャー挑戦を表明。リーグ連覇に向けて、菅野の抜けた穴をどう埋めるかが重要な鍵となる。
斎藤氏は期待の投手を問われ「いっぱいいる。桑田二軍監督が言っていたが、巨人は7人を軸にして投手王国を作るという3年計画を立てている。その中に戸郷翔征や大勢も入っているが、今年で言うと井上温大が頑張った。来季はもう少し頑張らないといけない」と今季25試合に登板し8勝5敗の井上を挙げた。さらに「山﨑伊織、赤星優志、横川凱、堀田賢慎といった投手が出てくれば」と期待を込め「もちろん菅野の15勝3敗という数字は高いので一人では無理。何人かで補っていくことになる」と来季の展望を述べた。
野村氏は「井上は、夏場以降明らかに力を出してきた。山﨑は今季10勝したとはいえ、1年間通して投げるためにもうひと踏ん張りしてほしい。でもそこは来年十分にクリアできると思う。井上も十分に期待できる」と井上・山﨑の活躍に太鼓判を押した。その上で「僕は赤星に期待している。今季は先発をやったり、途中からセットアッパーをやったりと、役割がまだちょっとはっきりしていない部分がある。彼がローテーションピッチャーに入ってきてくれると、全然変わってくる」と赤星を投手陣のキーマンに挙げた。
斎藤氏は赤星について「今季1勝7敗と勝ちに恵まれず、負けがすごく先行してしまった。2巡目3巡目で使われることが多かったので、その辺りを来季はどうクリアしてくるかだろう」と課題点を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』