DeNA・東克樹(写真:萩原孝弘)

◆ 2年連続の倍額契約

 DeNAの東克樹が2日、球団事務所にて契約更改に臨み「ちょうど倍増の2億1000万円です」と2年続けて大幅アップでサイン。相川亮二コーチから言われた「2億行ってからが一流だという言葉を胸にずっとやってきましたので、それを到達することができて、1つの目標が達成できたかなと思います」と笑顔を弾ませた。

 

 昨年16勝3敗、防御率1.98と投手タイトルを総ナメ。今永昇太の抜けた今季はエースとして13勝4敗、防御率2.16と日本一に貢献。球団からも「2年連続でしっかりとイニングを投げてくれたことに関してすごく評価していただきましたし、 来年以降はチームの柱というか引っ張っていく、もっとそういった姿を見せてほしいということを言われました」とさらなる期待をかけられたと明かした。

 今シーズンは「12球団で1番のイニングじゃないですかね。先発として長いイニングを投げるということが役割だと思っているので、その中でしっかりイニングを投げられたことが僕の中では1番だと思います」と183試合登板を果たしたことに胸を張った。

 来季に向けて「個人としてはしっかりと役割を果たすこと。怪我なく1年間しっかり投げること。それが最低条件だと思います。あとは現状に満足せず進化をし続けられるようにすることが大事かなと思います」とキッパリ。さらに「チームとしてはポストシーズンであの強さをチームとしての強さを発揮できたので。そこのメンタリティーであったりとか、そういったものを1年間続けられるように。いい時も悪い時も絶対あるんですけど、悪い時に チームとして戦っていくか、個人ではなくチームとして戦っていくかっていう引き出しを持つ必要があるかなと思います」とチームの軸としての自覚も口にした。

 2年続けての活躍にも「3年続けてこそ」と慢心はなし。悲願のリーグ優勝へ向け、来季も絶対的エースとしてローテーションの核を担っていく

写真・取材・文 / 萩原孝弘