じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOIは、インターナショナルスクールを辞めた後の学校と再入学の可能性に関する調査結果を2024年11月27日に発表した。調査は、2024年6月10日〜12日の期間、子どもがインターナショナルスクールを途中退学した経験があると回答した保護者200人を対象にインターネットにて実施したもの。
インターナショナルスクールを退学した子どもたちの進路を尋ねたところ、最も多かったのは「日本の公立学校」(36.5%)だった。インターナショナルスクールを辞めた理由の多くが「学校になじめない(学習内容の難しさ・友人関係の問題)、学費が高いという視点から考えると、安定した教育環境とコスト面でのメリットを求める保護者が多いため」と同社は推察している。
2位は「日本の私立学校」(28.0%)、で、きめ細やかな指導が受けられる点や、子どもの個性や特技を伸ばす教育方針が支持されていると分析している。
3位は「一条校ではないオルタナティブスクール」(22.5%)と続き、プロジェクトベースの学習やクリエイティブなカリキュラムを通じて、子どもたちの自主性や創造性を育む教育が支持されていると推察している。
※一条校:学校教育法に掲げられている学校
今後、子どもを再びインターナショナルスクールに通わせることに対し、約5割が「検討している」(46.0%)ことが分かった。一方、約4割が「再入学を検討していない」(36.0%)と回答し、インターナショナルスクールに通うことで直面する課題が再入学をためらわせる要因になっているという。
再入学を検討している人に理由を尋ねたところ、「国際的な環境で教育を受けさせたい」(68.5%)が最も多く、次いで「英語力向上のため」(31.5%)、「海外大学進学のため」(23.9%)と続いた。