現在放送中の日本テレビ系音楽特番『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2024』(30日19:00~)で、「THE FIRST TAKE」での歌唱が再生回数1000万回を突破した「ナンダカンダ」を披露する藤井隆が、出演前に見どころなどを語った。
――「THE FIRST TAKE」などでの「ナンダカンダ」への大きな反響についてはどのように感じていますか?
藤井:当時のレコード会社の社長さんが「デビュー曲は一番数多く歌うことになりますので、大事にしてください」と言ってくださったのですが、まさに「そういうことだったんだな」と、その言葉を噛みしめています。当時のスタッフの皆さんが連絡をくださったり、本当に喜んでくださるので、恵まれてるなと思います。
――24年ぶりの日テレ音楽番組での「ナンダカンダ」歌唱。今のお気持ちは?
藤井:今日はNewJeansと一緒の番組に出演ということがとにかく嬉しいので、スペシャルに頑張れると思います!(笑)
――「ナンダカンダ」は、作曲が浅倉大介さん、作詞がGAKU-MCさんと豪華な布陣での楽曲。制作時のエピソードもあれば教えてください。
藤井:レコーディングは本当になにもわからないまま始まりました。ミュージカルに出ている時に、渋谷のPARCOで本番が終わって、そのままタクシー乗って、マネージャーさんにそのままスタジオに連れてってもらうと、お2人が待ってくださっていました。お寿司や果物も用意してくださって「お腹減ってるでしょ」って食べさせていただいて。僕が楽しく気持ちよくレコーディングできるように、お兄さん方が気を遣ってくださった、よくしていただいたのをすごく覚えています。
――浅倉さん、GAKU-MCさんと初めてお会いした時の印象はいかがですか?
藤井:浅倉さんは、最初の顔合わせの時にプライベートのスタジオに呼んでいただいて、とにかく徹底的にキーを探ってくださいました。高すぎて自分では「出ないな」と思っていたんですけど、どんどん(キーを)上げていかれたのをすごく覚えています。GAKUさんは「なんでも言ってね」と本当に気さくな方で。2、3年前、イベントに呼んでくださってお会いした時も全く変わっていらっしゃらなくて「こういう方っているんだな」と思いました。当時から「GAKUさんって、絶対にずっとこのまま優しい人なんだろうな」と思ったんですけど、本当にそのままで。僕もそういう人に、本当はなりたいんですけどね。素敵なお2人です。
――その時、ボイストレーニングなどもされたのですか?
藤井:もう全然できなくて…スケジュールで時間がなかなかないなか、振り付けも一生懸命やらなきゃいけないし、大変だったなという思い出があります。でも、当時のレコード会社のスタッフの皆さんが本当に盛り上げ上手で、僕が「しょぼん」ってならないようにしてくれました。やっぱり不慣れなことをしますのでミスも多かったし。音楽番組も、本当に今思えば恵まれていてたくさん出させていただきました。日本テレビさんでは音楽担当のプロデューサーにお世話になっていて、本当によくしていただきました。バラエティのスタッフの皆さんにももちろんお世話になりましたけど、なんだか一番覚えてるのは、音楽の藤井プロデューサーと大野さん。あの時よくしてくださった方々にまたお会いしたいです。
――今年は藤井さんの主宰レーベル「SLENDERIE RECORD」が10周年。ご自身の楽曲も精力的にリリースされていますが、音楽活動を通して伝えたい想いや、注目してほしい点を教えてください。
藤井:「ナンダカンダ」に「やりたいことやるべきです」という歌詞があって、その当時はわからないまま歌っていたんですけれど、10年ぐらい前に「本当にそういうことなんだな」と思いました。「やりたいことやるべき」というのは難しいようで実は簡単で、やろうと思ったらできる、それは自分次第なので。「やりたいことやるべきです」というのを言霊のように何度も歌って、自分の鼓膜を通して自分で聴いていて、本当にいい歌詞の歌を頂けたなと思っています。このレーベルも、知ってくださったり応援してくださる方々がいてくださることが本当に心強くて励みになりますので、そういう皆さんに1ミリもこぼさずお届けできるように精進してまいります。応援のほどよろしくお願いします。
【編集部MEMO】
16回目の総合司会となる櫻井翔は「いち音楽ファンとしても数多くの豪華なアーティストの方々のパフォーマンスを生で見られる貴重な機会なので、“こんな人たちをこんな間近で次から次へ!”という贅沢でうれしい時間を楽しみながらお送りできたらと思います」とコメントしている。
(C)日テレ