11月29日は「いい肉の日」。
この日にふさわしい映画として、食欲を刺激する?“肉映画”を特集します。
今回は特に、「ヴィーガンズ・ハム」と「フード・ラック!食運」の2作品に注目。
どちらも肉をテーマにした作品ですが、それぞれ異なる視点で描かれており、笑いと感動を提供してくれます。
この機会に、スクリーンを通じてお肉の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか?
『ヴィーガンズ・ハム』
ブラックコメディで描く肉と倫理
(C)2021 – Cinéfrance Studios – TF1 Studio – Apollo Films Distribution – TF1 Films Production – Chez Félix Cinéfrance SAS – Cinéfrance Plus – Cinéfrance 1888
原題:Barbaque / 英題:Some Like It Rare
監督:ファブリス・エブエ
キャスト:ファブリス・エブエ、マリナ・フォイス、ジャン=フランソワ・キエレイ、リサ・ド・クート・テイシェイラ
ストーリー
結婚30年を迎えたヴィンセントとソフィー夫妻は、精肉店を営むも業績不振に悩まされています。さらに、夫婦関係にも倦怠期が訪れ、毎日が淡々と過ぎていく日々。
しかし、ある日ヴィーガン活動家による襲撃を受けたことで事態が一変。
ヴィンセントは誤って活動家の一人を殺害してしまいます。
証拠隠滅のために、その遺体をハムに加工するという禁断の選択をしたヴィンセントとソフィー。
すると、その「特別なハム」が口コミで大人気に……。
物語は、道徳と商売が交錯するユーモラスかつブラックな展開を見せます。
見どころ
フランスの名コメディアンであるファブリス・エブエが手掛ける本作は、肉食とヴィーガニズムという現代的なテーマをブラックユーモアたっぷりに描きます。不謹慎ながらも鋭い風刺と、テンポの良いストーリーテリングが魅力です。
(C)2021 – Cinéfrance Studios – TF1 Studio – Apollo Films Distribution – TF1 Films Production – Chez Félix Cinéfrance SAS – Cinéfrance Plus – Cinéfrance 1888
夫婦の葛藤や精肉店の再生、さらには倫理的ジレンマを通して、食に対する価値観や選択が問いかけられます。
ポイント
・ヴィーガンと肉食文化の対立を題材にした新鮮なテーマ・精肉店を舞台に繰り広げられるスリリングなコメディ
・フランス映画らしい洒脱なユーモアと風刺が光る作品
(C)2021 – Cinéfrance Studios – TF1 Studio – Apollo Films Distribution – TF1 Films Production – Chez Félix Cinéfrance SAS – Cinéfrance Plus – Cinéfrance 1888
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『フード・ラック!食運』
焼肉を通じて描かれる愛と人生
(C)2020 松竹
監督:寺門ジモン
キャスト:EXILE NAOTO、土屋太鳳、石黒賢、大泉洋(特別出演) ほか
ストーリー
主人公・良人(EXILE NAOTO)は、幼少期から“食運”という特別な才能を持つ青年。疎遠になっていた母が余命宣告を受けたことで、彼は「母の味」を求めて食の旅に出ることになります。
そんな彼が辿り着いたのは、かつて家族の絆を育んだ幻の焼肉店「根岸苑」。
焼肉をテーマに、職人たちの技、食材への愛、そして親子の絆が描かれます。
映画を通じて、「食べることは生きること」というテーマがしみじみと心に響きます。
見どころ
本作は、焼肉への愛を公言する寺門ジモンが監督として5年かけて制作した意欲作です。(C)2020 松竹
焼肉の音や香りが伝わってくるようなリアルな描写に加え、職人たちの情熱や食材へのこだわりがふんだんに盛り込まれています。
また、家族愛や人とのつながりを丁寧に描いたストーリーは、観る者に感動を与えます。
ポイント
・肉好き監督が描く、究極の“焼肉映画”・リアルな焼肉描写と心温まる家族の物語
・寺門ジモンの情熱が詰まった作品で、観る人すべての「食運」が上がること間違いなし!!
(C)2020 松竹
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『ヴィーガンズ・ハム』・U-NEXT
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