フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、自分の人生を翻ろうし続けた父の足跡をたどるテレビディレクターを追った『炎の中で死んだ父を僕は知らない3~僕が生まれた町へ~』を、12月1日に放送する。
今年4月、画家である父・落合皎児さんが火事でこの世を去った。長野の実家に駆けつけた息子の落合陽介ギフレさん(44)に遺されたのは、1,000点もの絵と約1,500万円の借金。父の絵を守る方法を探して、陽介ギフレさんは生前の父を知る人々を訪ね回る旅に出た。心を病んで孤独死した母と、20歳で命を絶った弟…なぜ父は家族をバラバラにしてしまったのか。いつしか旅は、その答えを探すものへと変わっていく。
陽介ギフレさんは、父が画家としての原点を育んだスペインを訪れる。半世紀前、父がスケッチした風景や自らの生家を訪れ、家族の幸せだった時間を思い出す。父が在籍していたバルセロナのアトリエでは、ピカソやミロといった巨匠たちと共に掲げられた父の名前があった。
スイスでは、父の才能を誰よりも愛した画廊のオーナーが大切に保管している作品を目にする。そこには自分が知らなかった「画家・落合皎児の世界」があった。そして、父が日本に帰国した本当の理由を初めて聞かされる。
旅を終えた陽介ギフレさんは、故郷・長野での追悼展開催に向けて動きだした。そんな中、晩年の父と親交のあった男性から「お父さんから100通の手紙をもらった。ぜひ目を通してほしい」電話が入る。
そこには、芸術と家族の狭間でもがき続けた父の人生と思いがつづられていた…。ナレーションは、宮崎あおいが担当する。
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