エミリスは、「上司との関わりに関する意識調査」結果を11月26日に発表した。同調査は2024年10月8日~20日の期間、社会人の男女500人を対象にインターネットを用いて行われた。
「上司と合わないと感じた瞬間」を聞いたところ、1位は「話を聞いてくれない」(25.6%)だった。2位「感情的になる」(23.0%)、3位「指示に納得できない」(16.2%)、4位「価値観が合わない」(11.2%)が続いた。
1位「話を聞こうとしない」について、「業務の改善を提案したら、嫌な顔をされて無視されたとき」、「自分が一番正しいと思い、私の話をまったく聞いてくれないとき。「言うとおりにしなよ」と言われるとき」、「意見を頭ごなしに否定されるとき」という意見が寄せられた。
上司と合わないことによる困りごとを尋ねたところ、最多は「仕事が進まない」(29.8%)となり、僅差の2位は「ストレスが溜まる」(28.6%)だった。「仕事が進まずモヤモヤする」「ストレスで体調を崩した」というコメントもあり、仕事が進まないことでストレスが溜まり、体調不良につながる人も多いと推測できるという。
また、上司と合わないと感じたときの対処法を聞いたところ、1位は「上司を避ける」(23.6%)だった。2位は「周囲に相談する」(20.0%)、3位「考えすぎない」(15.6%)も多くの票を集めた。
上司と合わないことが理由で転職を考えたことがある人は8割を超えた。上司との相性の悪さが、退職や転職の原因になっているとわかる。
できるだけ避けようとしても、上司とは関わる機会が多いため、どうしてもストレスが溜まる。また意見や提案を否定されることが続くと、モチベーションが下がってしまい「より自分の考えややる気を活かせる職場で働きたい」と感じる人も多いと同社はまとめた。