ガジュマルの剪定が必要な理由
成長が早いことで知られるガジュマルを奇麗に育てるには、定期的な剪定が重要です。ガジュマルの剪定が必要な理由については、大きく2つ挙げられます。
美しい樹形を保つ
定期的に樹形を整えてあげることで、ガジュマル独特のシルエットをより魅力的に演出することができます。生育期は新芽や枝が伸びやすくフォルムが崩れやすいため、バランスを見ながら定期的に剪定してあげましょう。
風通しを良くして病害虫を防ぐ
混み合った枝や葉をスッキリさせることで、風通しが良くなります。これにより、病気や害虫の発生の抑制につながります。また、生育不良などで状態が思わしくない枝葉が発生した場合は、その部分を取り除くことでリセットできます。
ガジュマルの剪定時期
熱帯~亜熱帯地域に自生するガジュマルは温暖で湿潤な環境を好む植物で、20℃~30℃の気温が適温。剪定時期は生育の活発な5月から9月ごろがおすすめ。生育が活発な時期なら切り過ぎてもすぐ元気になります。
また、剪定はカラッと晴れて湿度の低い日がおすすめです。雨などで湿度が高い日の剪定は切り口が乾きにくく、そこから腐朽(ふきゅう)菌が侵入して病気になることもあるため注意が必要です。
ガジュマルの剪定に必要なもの
剪定ばさみ
よく切れる剪定ばさみを使います。切れないはさみやさび付いたはさみで切ると、切り口から傷んでしまうこともあります。
手袋
ガジュマルを切ると、白っぽい樹液が出てきます。この樹液にはラテックスというゴムの原料になる成分が含まれています。樹液に触れるとかぶれやアレルギーを起こす可能性があるので必ず手袋をして作業しましょう。
新聞紙または園芸シート
ガジュマルの樹液が床や家具に付くと、シミの原因になります。汚れないよう新聞紙や園芸シートを敷いて作業します。
ティッシュペーパー
切り口の樹液を拭き取るために使います。ガジュマルの樹液は比較的サラサラしているので、ティッシュペーパーで簡単に拭き取れます。
癒合剤
ホームセンターなどで売っている「癒合(ゆごう)剤」を切り口に塗ってあげると、腐朽菌などの侵入を防いでくれるので安心です。
ガジュマルの剪定の仕方
(1)仕上がりをイメージする 理想の仕上がりをイメージしてから剪定することでスムーズに進められます。 (2)枯れている枝葉や余分な枝葉を切る 枯れている枝や細すぎる枝、余分な気根や葉などをはじめにカットします。 (3)樹形を整えるために枝を切る 樹形を整える際には一気に切り過ぎず、少しずつカットしても大丈夫です。 (4)癒合剤を塗る 樹液をティッシュで拭き取り、癒合剤を塗って菌の感染などを防ぎます。 (5)肥料を与える 剪定したてで株が弱っています。ゆっくり効く緩効性の肥料を与えます。 (6)しばらくは直射日光を避ける 剪定後の数日間は直射日光を避け、株を休ませてあげてください。 |
ガジュマル剪定のコツ
上述した剪定の仕方を踏まえ、ガジュマルの成長によりつながる剪定のコツやポイントについて解説していきます。
理想の仕上がりをイメージする
全体の状態をさまざまな視点から眺め、理想の仕上がりをイメージします。ガジュマルの枝にある成長点(白くてゴツゴツした部分やぷっくりと膨らんでいる部分)の上で切ることで新芽が出やすいですが、鉢植えのガジュマルは成長点が分かりにくいのでそれほど気にすることはありません。
枝を長く残すと不格好になりやすいため、剪定後の成長を考慮して短めにカットするのがおすすめです。
葉を全部切っても大丈夫
ガジュマルは生命力がとても強い植物です。あまりにもバランスが悪くなったり、葉に病気が発生した時には全て落としても大丈夫。温かい時期なら枯れることなく、新しい枝葉がちゃんと伸びてきます。
小ぶりな鉢植えで株を大きくしたくない場合もバッサリ剪定してコンパクトに仕立てることでバランスが良くなります。
切った枝を使って挿し木に挑戦!
ガジュマルの生命力はとても強く、剪定枝を水に挿しておくだけで簡単に増やせます。定期的に水を換えて管理すると、1カ月ほどで根がたくさん出てきます。
ガジュマルの剪定は、怖がらず大胆に
観葉植物としてのガジュマルは、気根を含む幹の部分と枝葉のバランスが重要。そのままにしておくと枝葉が伸び過ぎて見た目のバランスが悪くなってしまいます。
生命力が強いガジュマルは剪定が原因で枯らしてしまうことは少ないため、怖がらず大胆に剪定をして樹形を整えてあげてください。
見栄えを良くすることで、ガジュマルのキュートなシルエットがより際立ちますよ!