結成16年以上の漫才賞レース『THE SECOND ~漫才トーナメント~2025』が、第3回大会として開催されることが28日、発表された。グランプリファイナルは来年5月、フジテレビ系でゴールデンタイムに生放送される。
今回も過去2大会と同様に、まず東京・大阪の2会場で行われる「選考会」で絞り込まれた上位32組が、「開幕戦ノックアウトステージ32→16」、続く「ノックアウトステージ16→8」で、1対1の“タイマン”形式で漫才バトルを展開。勝ち残った8組のファイナリストが最終決戦「グランプリファイナル」に出場する。
2023年に開催された第1回大会は、133組の漫才師がエントリーし、ギャロップが初代王者に。同じく133組の漫才師たちがエントリーした第2回大会では、ガクテンソクが2代目王者の称号を手にした。
グランプリファイナル司会の東野幸治と、総合演出・日置祐貴氏のコメントは、以下の通り。
■東野幸治
――これまでの大会を振り返って。
「中堅漫才師のみなさんが最初は半信半疑でエントリーしていただき、これまで2回大会をやらせていただきましたが、モチベーション高く参加いただいている方が多くいらっしゃり、こちらも有難くやりがいがあります!こういう形を続けていけば、『M-1グランプリ』などの大会で結果を残念ながら残せなかった方々が、また新たに漫才を熱くされるキッカケになる大会によりなっていくと思います。記憶に強く残っているのはマシンガンズ。訳もわからずエントリーして、あれやこれやで注目され、片道しかガソリンを入れず、太平洋を渡って、帰って来られずに沈んでいったような生き様も漫才師ですし、第1回チャンピオンになったギャロップも同じ漫才師。見ている人が笑ってくれる一方で、漫才師たちは大きなモノを背負って大会に出られるという覚悟を持っているはずです。そんな彼らを応援したくなる気持ち、推しとなる漫才師を見つけていただき、さらに面白い方々が続々と出てくるすばらしい大会になっていくと信じています!」
――第3回大会に期待することは。
「漫才師たちが再び漫才に向き合ってもらえるキッカケになる大会です。笑いに興味がある!思いがある!生放送の全国ネットで漫才を3本できる!ということを目標に持った方々に是非とも参戦いただきたいです。これから半年先の決勝大会に向けて、普段なかなか向き合えない相方とのコンビ仲をより高めて、漫才師としての目標としていただきたいです。視聴者のみなさんには、そんな漫才師が集まる本大会に是非注目いただきたいです。楽しい漫才、熱い漫才にご期待ください!」
■総合演出・日置祐貴氏(フジテレビ バラエティ制作部)
「今年2月の選考会を拝見したときに出場者の漫才の熱量がものすごく上がっていて、『THE SECOND』に賭ける皆さんの想いをひしひしと感じました。また、大会終了後には全国ツアーも開催され、漫才が大好きな皆さんのお陰で毎公演大盛況となりました。今回でまだ3回目の賞レースですが、少しずつ大会が大きくなり注目されていることを実感しております。運営・制作チームは、ベテラン漫才師の6分間の中で表現される笑いと輝きを余すことなく日本中にお届けできるよう、引き続き真っ直ぐに向き合って参ります」
【編集部MEMO】
『THE SECOND』という大会について、2代目王者のガクテンソク・よじょうは「語弊ありますけど、M-1みたいにギスギスしてない(笑)。(出場者)みんなが“良かったな”とか“次頑張ってくださいよ”と声をかけるのが普通の状態になってるんで、自分らだけうれしいという感じがしないですね。最後に決勝出ていく時も、金属バットとかラフ次元とかが“頑張ってください”と言ってくれて、こっちも“行ってくるわ”って出ていくので、本当に緊張が和らぐんです」と語っている。
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