山梨県富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)は、富士五湖のうち4つの湖を擁し、雄大な富士山の絶景を堪能できる人気の観光地です。

温泉やキャンプ、ハイキングなど、自然を満喫できるアクティビティが豊富! 特に近年は、カフェやベーカリーが増え、若い世代からも注目を集めているそうです。

県内最大の酪農地帯でもあり、新鮮な牛乳やチーズの生産が盛んなことでも知られています。

同町は、子育て世代にも人気が高く、2023年には移住者数が県内第4位を記録。まちの幸福度ランキングでも山梨県第1位、甲信越地方第3位と、住みやすいまちとして評価されています。

移住者の多くは20代から30代の若者や子育て世代で、次いで50代から60代のリタイヤ層が多いという特徴があるそうです。

四季折々の美しい自然を楽しめる一方で、冬は気温が氷点下10度を下回ることも! そんな寒い冬には、あたたかいほうとうが絶品なのだとか。

本稿では、そんな富士河口湖町への移住の魅力や、移住者である事業者がつくるふるさと納税返礼品について紹介していきます。

自然と人、食が調和した魅力あふれるまち! 富士河口湖町の魅力について

富士河口湖町は、雄大な富士山を間近に感じられる豊かな自然と、都市へのアクセスも良好な点が魅力です。

世界遺産にも登録されている富士山を毎日眺めることができ、四季折々の富士山の姿は、住む人の心を癒やしてくれます。また、河口湖をはじめとする4つの湖があり、カヌーや釣りなど、レジャーを楽しむことができます。

大型スーパーや病院など、生活に必要な施設も充実しており、暮らしやすいのも特徴。都内へは車で90分とアクセスが良く、週末には都心へ気軽に出かけることができます。

富士山や湖を巡る観光客が多く、地域経済を支えている同町では、年間を通してさまざまなイベントが開催されるため、地域住民同士の交流が盛んなのだそう。

自然の中で暮らしたい、四季折々の風景を楽しみたい自然を愛する人や、ハイキングやキャンプ、トレッキングなどアウトドアレジャーを楽しみたいアクティブな人、都市の喧騒を離れ、静かで落ち着いた暮らしを送りたい人、自然の中で四季を感じながら子どもを健やかに育てたい子育て世代の人におすすめとのことです。

注意点としては、夏は涼しい反面、冬は非常に寒く寒暖差の大きい気候であること、公共交通機関が限られていることで、自家用車があると便利なのだとか。

支援制度やサポートについて

富士河口湖町では、子育てや医療、住まいに支援制度が設けられています。

【子育て・医療】
・0~18歳までまるごと子育て支援
保育所や小中学校、高校など様々なフェーズにおいて豊富な支援を実施中。(保育料第一子から所得制限なく無償化、家庭保育でも月額2万円給付、保育所~中学校まで給食費無償化、高校生向けタブレット端末購入補助、0~18歳まで医療費無償化など、また幼児向けには親子プログラムも子ども未来創造館にて週3回実施中)
【移住支援】
・ステップごとの移住支援
移住検討段階から転入に至るまでを包括的に支援。(1組様限定町内ガイドツアー、希望者に応じたカスタマイズができます! 移住体験は短期・長期の2種類を用意、冬を味わい自然環境のギャップをなくす極寒のお試し移住体験は、これからおすすめ。町内飲食店などで特典が受けられる富士山暮らし応援カードの無料発行、先輩移住者のメンバー多数! 富士山暮らし応援隊では新たな企画を実施しています)
【住まい】
・住まいのための情報提供およびコミュニティ形成支援
大規模な住宅地を造成。大型商業施設も誘致し、生活に必要なものは一通り買える環境が揃っています! また新築住宅奨励金制度により累計390軒を支援。新しく住宅を建てる人をサポートしています。さらに移住されたばかりで知り合いがいない、ヨコのつながりがない人向けに移住者交流会を定期的に開催しコミュニティの輪を広げる支援もしています!

移住者の声

<富士河口湖町へ移住・2拠点居住した決め手は? >
転職が最大の理由です。職場が決まっていたので、必然的に近いところに住もうと賃貸を探していました。私は猫を飼っているのですが、ペット可の物件がなかなか見つからず、タイミングよく空いた物件に申し込んでそのまま移住という流れでしたね。
<移住・2拠点居住で大変だったことは? >
年間を通しての寒暖差ですね。夏はものすごく暑い場所というわけではないのですが、冬の寒さとの差が激しいです。-10℃を下回ったこともありました。その分寒暖の差がひらくので、生活において必要なものは増えますね。また、私は海に面した場所から移住したので、標高の差による倦怠感が数カ月続きました。慣れは必要です。
<富士河口湖町に移住・2拠点居住してよかったと思うことは?>
意外と移住者の方が多く、新しい風が入ってこようとしている魅力的なまちです。また、これは移住前に町役場に問い合わせたときなのですが、電話越しでの対応がとても親切で気持ちがよかったのを覚えています。制度としてできること、そしてできないこともしっかりと伝えていただいたことがとても印象的でした。行政の対応が良いというのは安心感につながりますしね。
<これから移住・2拠点居住する方にアドバイスなどあれば>
お時間に余裕があるのであれば、一度下見に行くことをおすすめします。また、下見に行けなくとも行政の制度は調べてみるべきですね。市区町村によって異なりますが、移住のための制度や助成金を受けることができる場合もあります。合わせて都道府県のホームページも目を通しておくと意外と利用できるものがあったりしますよ。それらに一通り目を通すと、大体の環境や特色が分かってくるので心構えにもなると思います。

自治体からのメッセージ

観光だけでなく、移住先としても人気な富士河口湖町。よくお問い合わせいただくのが「家探しはどうすればいいの? 」「仕事はあるの? どんな仕事が多いの? 」といったご質問です。そんなお悩みに答えるため、今年度から政策企画課内に移住コーディネーター1名が配置されました。皆さんのお悩みに寄り添いながら少しでもお役に立てるよう一生懸命ご対応させていただいております。富士山暮らしに興味がある方は、ぜひともご連絡ください。

富士河口湖町のふるさと納税返礼品について

新鮮な味わいが魅力のチーズのセットや、築150年以上の古民家宿で贅沢な時間を過ごせる宿泊無料券を紹介します。どちらの事業者も移住者なのだそう!

【河口湖チーズ工房】富士山セット

・提供事業者:河口湖チーズ工房
・山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺856-3
・内容量:ワインゴーダ 約70g×2個、ハードタイプチーズ 約60g×2個、フレッシュ・ゴーダ 約70g×2個、カチョカバロ 約130g×2個
・寄附金額:3万1,000円

東京からの移住者である夫婦がつくる、ミルク感の強いフレッシュでピュアな味わいが特徴のチーズ4種類のセットです。酪農の里でもある富士河口湖町の質の良い新鮮な牛乳を使用しており、ミルクそのものを食べたようなとびきり新鮮な味わいを楽しめます。

古民家宿rootfield宿泊無料券1泊分

・提供事業者:古民家宿rootfield
・山梨県南都留郡富士河口湖町西湖1490
・内容:宿泊無料券×1、パンフレット×1、メッセージカード×1
・寄附金額:19万円

鹿児島県、新潟県からの移住者である店主が営む、自然に囲まれたお宿に泊まることができる宿泊券です。富士五湖の一つ、西湖から徒歩5分に位置する築150年以上の古民家宿で、ゆったりとした時間を過ごせます。1泊2食付きで、夕食は囲炉裏焼きを楽しめるとのこと。


今回は山梨県富士河口湖町への移住の魅力と返礼品を紹介しました。富士山を眺めながら、自然を思う存分満喫できるまちでしたね。子育てだけでなく、移住や住まいの支援制度が手厚いのもうれしいです。移住者である事業者が提供する返礼品は、どちらもまちの魅力を堪能できるものです。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。