JR西日本は27日、大阪・関西万博の会場へ向かう鉄道とシャトルバスの乗換駅となる桜島駅の改良工事を実施し、LEDパネルによる万博コンテンツを使用した演出を行うと発表した。いずれも2025年3月中旬から万博開幕前にかけて順次使用開始する予定となっている。

  • シースルーLEDパネルを用いた演出イメージ

  • 改良工事で設置する新たな通路のイメージ

改良工事にともない、ホーム終端部から新たな通路と臨時改札口(出口専用4通路)を設置。明るく開放的で、木質空間の温かみを感じられる空間とする。木構造とすることで建設時の二酸化炭素排出量を約30トン削減するとともに、万博終了後に部材を木製ベンチに転用するなど、脱炭素・循環型社会の構築にもつなげるとしている。既存トイレのリニューアルと案内サインの改修、ホーム安全スクリーン、監視カメラの増設などもあわせて行う。

また、臨時改札を抜けるまでの空間にシースルーLEDパネルを複数枚設置し、奥行きのある映像を投影することで、万博をイメージする演出を行うこととした。