JR西日本は27日、大阪・関西万博の開催に向けた盛上げの一環として、323系の車内に設置したLEDパネルでオープンカーのような演出を行う「JR WEST Parade Train」の運行について発表した。
「JR WEST Parade Train」は大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)の車両323系2編成を使用し、桜島駅方面の先頭車両1両ずつを改造。客室全長にわたって上部にLEDパネルを設置する。パレードに包まれるオープンカーのような開放感を演出するため、外の景色をリアルタイムに投影し、AR技術で「EXPO 2025 Design System」のストーリーに沿った演出を行い、万博への期待感を高める。
あわせて駅区間ごとに大阪をモチーフにしたキャラクターや、紙吹雪、花火、シャボン玉といったエフェクトを表示するという。車両外観は「オープンカーでパレードに参加するわくわく感」を表現したラッピングで装飾する。
改造後、大阪・関西万博までの期間は告知映像など放映し、2025年4月13日から万博期間用の演出を流す。大阪環状線・JRゆめ咲線をはじめ、新大阪~桜島間の直通臨時列車としても走行する。