10周年という節目に大阪 京橋駅前でお祭りを開催
オプテージが提供するMNVOサービス「mineo」は、2014年6月からのサービス開始から今年で10周年。ということで10周年キャンペーンが精力的に行われており、11月16〜17日には大阪 京橋駅前の「FULALI KYOBASHI」にて「ご縁あって10周年!みんなでつくるマイネお祭り」を開催しました。
筆者もmineoユーザーで、mineoのイベントは初めてではないので「いつも通りの超拡大版」という印象でしたが、通信会社のイベントとしては「手作り感満載」の珍しい内容でした。過去にはmineoの田植えにも参加しましたが、それにしてもMVNO / MNO提供企業でなかなかこのようなイベントは見られません。スケールでいえば、以前ソフトバンクが「富士山八合目で説明会やるから来てくれ」と言ってきたのと同程度の珍しさです。
入場は無料で、あらかじめmineoのユーザーから1,000名を招待しています(応募倍率は9倍以上! 筆者もユーザーとしては外れました)。招待者には2,000円分のチケットと、送付されるQRコードがないと利用できないブース2カ所の利用ができるようになっています。
mineo契約獲得を狙うブースも用意されていましたし、「休日に子どもを連れてきたい」という親子連れの方々も来場していました。シャボン玉ショーや大道芸もあり、大人気です。ちなみに入場者数は2日合わせて2,500名ほど。天候は両日ともに時折ぐずつくこともありましたが、本降りにはなりませんでした。
16日のオープニングイベントでは、mineoの公式キャラクター「マイぴょん」がライブキャラクターと化し、mineo公式YouTubeに出演しているオプテージ社員の明石家きょんさん、祭男さん(※公式BBS「マイネ王」での担当社員は全員ハンドルネームで活動されています)と共に登場しました。が、明石家きょんさんはマイぴょんの頭の後ろにチャックを発見。なんと開けてしまいます。
中から出てきたのは、mineo 4代目責任者の松田守弘氏。以前「学生時代に着ぐるみのバイトをしていたことがある」と伺ったことがありますが、このような形で登場するとは思っていませんでした。
mineoのオフ会では司会進行役のスタッフと責任者が登場する展開が定番で、個人的には違和感がなかったのですが、初めて見た人はビックリしそう。着ぐるみというと、セミハードな造形が普通だと思っていたのですが、マイぴょんは空気で膨らませる構造になっていて、お尻にファンがついていました。
ちなみに会場となったFULALI KYOBASHIは元ダイエー京橋店、イオンリテール京橋店があった場所。店舗解体ののち駐車場にしていますが、その半分程度を再開発開始までの暫定利用として営業しているもので、京橋駅西口徒歩一分と交通至便なうえにキッチンカー、屋台、フードホールと食の設備も充実しているのがポイント。AEON WiFiもあります。
今回は屋台、フードホールは通常営業と同じようでしたが、キッチンカーはmineoユーザーの飲食店業の方が協力し出店していたほか、mineo独自の企画としてほうれんそうとチキンの「mineoカレー(非売品でイベントやユーザープレゼントで使用)」と芋煮の販売を独自に実施。支払いは1,000円で10枚のステッカーを使用するため、一人で利用するのは少し難しかった気もします。
マイネ王ユーザーによるスマホ相談会、ステージ。企業ユーザーのブースも
mineoが他のMVNOと大きく異なるのが、ファンベースマーケティングを行っている点です。中核となるのは、企業運営としては現在やや珍しい存在となっているマイネ王。スタッフブログから始まっていますが、(他社MNO / MVNO情報も書き込まれる)掲示板や次のサービスを提案するアイディアファーム、Q&Aと幅広い内容に発展しています。さらにmineoの次の企画を考えたり、スマホ相談会を担うアンバサダー制度も用意されています。
今回は40名ほどのオプテージ社員がイベント現場を担当したとのことで、先日増強されたモバイルチームの半数近くというかなりの人員を投入していました。が、それではスタッフが足りません。そこでmineoが運営するBBSのメンバーからボランティアを募っていました。ボランティアはブースの説明担当業務から、スマホの相談会までかなり幅広く行っています。
サポートアンバサダーという制度によるスマホ相談会を普段から行っており、一般ユーザー目線でのアドバイスを行っています。このあたりが「みんなでつくる」とイベントのタイトルに書かれている由縁。ちなみにmineoのオフ会も単なるイベントに留まらず、なかなか聞けないような「ディープな話」も出てきます。
展示の中で特に異彩を放っていたのが、「mineo痛車」。実はこの車は「mineoユーザーの夢をかなえる企画」でオプテージ所有の車ではないというのが注目ポイントです(関連記事)。ほとんどの来場者は「よくある宣伝カー」と思っているでしょうが、mineoユーザーの私物をオプテージの費用でラッピングカーにしたもの。
mineoユーザーによるショーやキッチンカーにもユーザーが名乗りを上げたものが入っており、この手のイベントとしては手作り感の高さが際立ちました。
イベントにはボランティアや、共創出展も目立ちました。企業ユーザーとしてネクイノが出展し、広告付きナプキンディスペンサー「toreluna」のプロモーションをしていました。torelunaは協賛と広告を原資として生理用ナプキンを無料配布するサービスで、現在全国で25カ所に設置されています。
会場にはOPPO、Xiaomi、SONY、Motorola、FCNTもブースを構え、最新製品の紹介やアンケート、実演を行っていました。特にFCNTは、arrowsを投げて穴に入れると景品が貰える「スマホを投げても画面は傷付かない」をアピールしたデモを行っていたのが印象的でした。
指定ハッシュタグ付きの投稿やアンケート、製品ユーザーでさらなるアイテムをもらえる企画も行っており、筆者が寄ったXiaomiではトートバッグ、OPPOがエコバッグ、FCNTは小型缶クーラーを頂きました。
入社5年の正社員がアイドルデビュー!?
手作り感を最も感じたのが、「明石家きょん氏のアイドルデビュー」という企画。4月にプロジェクトが始まり、ダンスとボイスのレッスンを行っていたという本格的なもの。初日はオプテージ社長の見ている中で2曲を披露していました。身内ウケの一種かもしれませんが、会場はかなり盛り上がっていて好評だったようです。
格安スマホ・格安SIMでお馴染みのmineoさんから誕生したアイドル 明石家きょんさんの衣装を担当させて頂きました🌱
— ChezM(シェゼム)👗アイドル衣装 (@ChezMamachi) November 16, 2024
マイぴょんカラーに合わせたオリジナル生地から作った衣装です👗✨
明日もFULALI京橋さんでお祭りがあるみたいなのでぜひ💚
詳細↓https://t.co/1CZvDSw2El pic.twitter.com/UZ3Cnv4ONG
mineoのパケットで入札するオークションもあり、最後は過去のYouTube企画で使われた機材が出品され、富士山登山企画で使われた登山靴が60GBで落札されました。また、同じ10周年ということで、「石川温のスマホNo.1メディア」の公開収録も行われていました。1日の締めくくりは豪華景品のビンゴ大会と、内容としては盛りだくさんのお祭りでした。
サービス開始10周年を迎え、大阪ローカルとはいえ盛大なイベントだった「ご縁あって10周年!みんなでつくるマイネお祭り」。ぜひ関東圏のユーザーがリーチしやすいイベントも開催してほしいところです。