murmurは11月19日、「仕事と生理」に関する調査結果を発表した。調査は10月7日~8日、働く20〜40代の女性1,006名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、「生理期間中、仕事のパフォーマンスが下がると感じる」という女性は72.0%。その理由を聞くと、「集中力が途切れやすい」や「ストレスを感じやすく、情緒が不安定」(ともに27.6%)、「頻繁な休憩(トイレなど)が必要で仕事が中断される」(18.5%)が上位に。
また、「何が原因だと思いますか?」と質問したところ、「気分の落ち込みやイライラ」(45.0%)が最も多く、次いで「痛み」(44.1%)、「ムレ、臭い、かゆみ等の不快感」(33.8%)、「経血量の多さ」(31.2%)、「生理期間中の手間の多さ(生理用品の交換や持ち歩きなど)」(26.4%)と続いた。
次に、「仕事における生理で経験があること」を聞いたところ、「自分のタイミングでトイレに行けなかった」(42.4%)、「生理用品を持ち歩くのを忘れていた・なくなった」(37.2%)、「衣服や椅子に経血がついた」(34.0%)が上位に。
具体的には、「ユニフォームを汚してないか気になり仕事に集中出来なかった」、「忙しくてトイレに行けず、服と椅子に血がついていた」、「男性ばかりの職場にいたとき、トイレが喫煙所を通って行かないといけないため、生理用品を持ってその前を通るのが苦痛だった」といったエピソードが寄せられた。
また、仕事中の生理に関する悩みを聞いたところ、「生理用品の不快感や交換の手間」(42.4%)が最も多く、次いで「イライラや不安など精神的な不調」(39.2%)、「経血漏れが周りに気づかれないか」(34.8%)、「臭いが周りに漏れていないか」(33.9%)が上位となり、多くの女性が、生理用品の不快感や交換の手間に悩んでいるよう。
そこで、普段仕事中にどのような生理用品やサニタリーグッズを使用しているのかを教えてもらったところ、圧倒的に「使い捨てナプキン」(82.8%)が多く、次いで「おりものシート」(27.1%)、「タンポン」(15.4%)と続いた。
次に、「仕事中(通勤中含む)に経血漏れを経験したことはありますか?」と質問したところ、「1回もない」(29.9%)という人はおよそ3割。約7割の女性が経血漏れを経験していることが明らかに。
そこで、「生理期間の仕事において、工夫していること」を教えてもらったところ、「漏れにくい生理用品を使う」(42.4%)が最も多く、次いで「服装(色が薄いボトムスははかないなど)」(40.1%)、「鎮痛薬を飲む」(27.9%)と続いた。