WBSCプレミア12 野球日本代表侍ジャパン 最新情報
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は24日、決勝戦で野球日本代表「侍ジャパン」と台湾代表が対戦。頂点をかけた戦いは、台湾代表が4-0で勝利し、大会初優勝を飾った。多くの選手の活躍が光った熱戦の数々を振り返る意味も込めて、ここでは編集部独自の大会ベストナインを選出した。
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先発投手部門:リッチ・ヒル(アメリカ)
3試合(10回1/3)、0勝0敗、奪三振14、与四死球2、防御率0.00
先発投手部門では、アメリカ代表のリッチ・ヒルを選出。
メジャー通算90勝を記録する44歳のレジェンド左腕が、プレミア12に参戦。オープニングラウンドのプエルトリコ戦、メキシコ戦に先発し、いずれも好投。
11月21日の日本戦では4回1安打5奪三振無失点の快投を披露した。変幻自在な投球を見せ、自責点0で今大会を終えた。
救援投手部門:藤平尚真(日本)
6試合(6回)、1セーブ、奪三振12、与四死球1、防御率0.00
日本代表の勝ちパターンの一角を担い、圧巻の投球を見せた藤平尚真。
開幕から3試合続けて3者連続三振と支配的な投球を披露すると、11月17日のキューバ戦ではピンチを招きながらも、無失点で切り抜け、セーブを記録した。
その後も無失点ピッチングを続け、大会最多タイとなる6試合に登板。特に奪三振率18.00と傑出した数字を収めた。
捕手部門:坂倉将吾(日本)
7試合 打率.444(18打数8安打)、1本塁打、4打点、OPS1.282
捕手部門では、日本代表の正捕手・坂倉将吾を選出した。
下位打線を担うことがほとんどだったが、11月21日のアメリカ戦では、同点適時打を記録。翌22日のベネズエラ戦では、逆転の足掛かりとなる本塁打を放つなど、随所で勝負強さが光った。
捕手という重責を務めながら、バットでも高い貢献度を誇った。
一塁手部門:パン・ジェカイ(台湾)
9試合 打率.313(32打数10安打)、1本塁打、2打点、OPS.826
一塁手部門には、台湾代表のパン・ジェカイをピックアップ。
今大会はチームの中軸を任され、11月17日のオーストラリア戦、翌18日のキューバ戦と2試合連続マルチ安打をマーク。
22日のアメリカ戦ではリードを広げる本塁打を放った。打率.313(32打数10安打)と大会を通じて安定した数字を残し、優勝に大きく貢献した。
二塁手部門:小園海斗(日本)
7試合 打率.387(31打数12安打)、2本塁打、8打点、3盗塁、OPS1.119
二塁手部門には、日本代表の小園海斗を選んだ。
初戦となったオーストラリア戦では2安打2盗塁を記録。決勝戦こそノーヒットに終わったが、出場7試合中6試合で安打を放つなど、上位打線の役割を果たした。特に11月21日のアメリカ戦では、2打席連続本塁打を含む3安打7打点と大活躍を見せた。
広島東洋カープでは遊撃や三塁を主戦場としているが、今大会はチーム事情で二塁起用となった。慣れないポジションでも走攻守で高いパフォーマンスを発揮した。
三塁手部門:マット・ショウ(アメリカ)
9試合 打率.412(34打数14安打)、2本塁打、14打点、3盗塁、OPS1.206
三塁手部門ではアメリカ代表の2番打者を担い、走攻守で躍動したマット・ショーを選出した。
オープニングラウンド・オランダ戦では、本塁打を含む4安打7打点と大暴れ。日本戦は無安打に終わったが、打点を積み上げ、今大会最多の14打点を収めた。
メジャー経験はまだないが、2023年ドラフト1巡目(全体13位)でシカゴ・カブスに入団した超有望株。今後の活躍にも注目が集まる。
遊撃手部門::ジャン・クンユー(台湾)
8試合 打率.292(24打数7安打)、1本塁打、4打点、OPS.935
遊撃手部門では、台湾代表のジャン・クンユーを選出。
快進撃を見せたチームで守備の要を担い、再三の好守を披露。大会通じて無失策で終え、初優勝に大きく貢献した。
また、打撃面でも存在感を発揮。大会序盤は9番起用だったが、スーパーラウンドでは打順を上げ、アメリカ戦で2安打3打点、決勝の日本戦でもマルチ安打を記録した。
外野手部門:チェン・シェンジェン(台湾)
7試合 打率.625(24打数15安打)、2本塁打、6打点、2盗塁、OPS1.617
台湾代表の中軸を担い、今大会の首位打者に輝いたチェン・シェンジェン。
初戦となった韓国戦で2点本塁打を放つと、出場全7試合で安打をマークするなど、大会を通じて好調を維持。
特に日本代表との決勝戦では、3点本塁打を含む3安打猛打賞で勝利に貢献した。また、守備でも高いパフォーマンスを発揮し、初優勝の立役者となった。
外野手部門:森下翔太(日本)
9試合 打率.357(28打数10安打)、1本塁打、9打点、1盗塁、OPS1.031
全試合でチームの4番打者を務めた森下翔太。勝負強いバッティングでチーム最多の9打点をマークした。
確実にランナーを返す打撃を見せた一方、13得点は大会最多となるなど、チャンスメイクの役割も果たした。
日本代表の打線を牽引し、準優勝に大きく貢献した。
外野手部門:チャンドラー・シンプソン(アメリカ)
9試合 打率.459(37打数17安打)、0本塁打、7打点、9盗塁、OPS1.014
アメリカ代表でリードオフマンの役割を果たしたチャンドラー・シンプソン。
今季、マイナー110試合で104盗塁を記録した異次元の走力を武器に、大会最多の9盗塁をマーク。
特にスーパーラウンド・ベネズエラ戦では初回から安打で出塁し、二盗、三盗と立て続けに成功させた。打っても大会最多の17安打で打率.459、7打点の好成績を残し、1番打者の役割を十二分に果たした。
指名打者(DH)部門:ヘルナン・ペレス(ベネズエラ)
5試合 打率.553(17打数8安打)、2本塁打、3打点、OPS1.655
指名打者部門では、ベネズエラ代表の主将を担ったヘルナン・ペレスをピックアップ。
オープニングラウンドではプエルトリコ戦、オランダ戦と2試合連続本塁打を記録。
5試合の出場と出番が限られたが、打率.553(17打数8安打)と大当たりを見せ、高いパフォーマンスを発揮した。
【了】