人生の最期を迎える時、残された家族が困らないよう事前に準備を行っておく「終活」。財産整理や遺言書、断捨離、お墓や葬儀についてなどさまざまありますが、最近問題になっているのが、デジタル遺品です。
【発表情報】
#デジタル遺品 を確認しようとしたら、スマホが開けない!?
遺された家族が困らないよう、万が一に備えて今からできる「 #デジタル終活 」を紹介します。
困った時は、一人で悩まず、まず相談!
消費者ホットライン188にお電話を
(@kokusen_ncacより引用)
ネット銀行やネット証券、サブスクなど、多くの人がスマホやパソコンで管理しているこの時代。国民生活センターには、「故人が利用していたネット銀行の手続きをしたくてもスマホが開けず、ネット銀行の契約先がわからない」「コード決済サービス事業者の相続手続きが1カ月以上たっても終わらない」「故人が契約したサブスクの請求を止めたいが、IDとパスワードがわからない」といった相談が多く寄せられているそうです。
そこで国民生活センターがすすめるのは、こうしたデジタル遺産を事前に整理しておく「デジタル終活」です。
対策1:スマホのパスワードを紙で保管する
まずは、「スマホのパスワードを紙で保管しておく」こと。修正テープでマスキングできるとは、目から鱗。パスワードが分からないと、スマホやパソコンのロックを第三者が解除することは困難です。そして、スマホが開けないことには、どんなデジタル遺産があるのかを把握することも難しいですよね。
対策2:契約中のサービスのID・パスワードを整理する
次に、「契約中のサービスのID・パスワードを整理しておく」こと。どんな資産があって、どんなサブスクを契約していたかが分かったとしても、解約するにはIDとパスワードが必要です。特にサブスクは、解約手続きをしない限り請求が続いてしまうので厄介です。
対策3:エンディングノートを活用
また、終活をどう進めればいいのか分からない方は、まずは「エンディングノート」の記入から始めてみてはいかがでしょうか? それぞれの項目を埋めながら、パスワード等も記入しておけば安心です。
対策4:スマホアカウントにアクセスできる人を指名
万が一に備えて、「スマホ等のアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスを活用する」のもおすすめなのだとか。
こうしたデジタル終活の内容がSNSで紹介されると、「コレ、確かに対策要。残された人間に迷惑がかかってしまう...」「取得ドメインの終活とかも出てくるんだろうなあ……」「サブスク系は、亡くなったことを知らせたら遡って解約されるようにして欲しい」といった反応が。年齢に関係なく、考えさせられる内容です。
いつ何が起きるか分からない時代。この投稿をきっかけに、スマホやパソコンを利用する全ての人が、「デジタル終活」について考えるようになるといいですね。
【発表情報】#デジタル遺品 を確認しようとしたら、スマホが開けない!?
— 国民生活センター (@kokusen_ncac) November 20, 2024
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