ONE COMPATHは11月22日、「歩行と入浴方法」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2024年10月16日~10月30日、同社が運営するウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」ユーザーの男女10,185名を対象にインターネットで行われた。
「湯舟派」が7割、20代から40代は「シャワー派」多数
「普段の入浴方法はシャワーか湯舟に浸かるか」聞いたところ、「湯舟派」が68.7%と多数を占めた。1日平均歩数は湯舟派が1万2,130歩、シャワー派が1万2,113歩とほとんど同じだった。理由として最も多いのは、「湯舟に浸かると疲れがとれる」(30代女性)「ぐっすり眠れる」(40代男性)「幼いころからの習慣だから」(50代女性)など、リラックス効果や安眠、健康に良い気がするという意見や日々の習慣という回答が多く見られた。
一方、「シャワー派」は「短時間でさっと済ませたい」(20代男性)「手軽だから」(10代女性)「ガス代の節約になる」(30代女性)という声が多くあった。年代別に見てみると、20代から40代でシャワー派の割合が他の年代よりも高くなっている。親元にいることが多い10代を除き、年代が上がるにつれて湯舟派が多くなっている。
入浴タイミングは「夜眠る前」が6割超
入浴のタイミングについて聞いてみると、全体で「夜眠る前」が64.5%で多数を占めた。シャワー派を見てみると、「朝起きた時」の回答が、湯舟派の3倍以上となっている。その他にも「外出先から帰ってきたとき」や「運動の後」のポイントが湯舟派より高く、入浴のハードルが低く手軽に利用する傾向に。入浴の時間帯の選択には、その人のライフスタイルや環境も大きく影響しているようだ。
ウォーキング後に入浴する人は4割
「ウォーキング後に入浴するか」を聞いた。全体では約4割(43.2%)が、ウォーキング後に入浴していることがわかる。ウォーキング後に入浴する人に「ウォーキング後には入浴方法が変わるか」を聞いたところ、入浴方法が変わると回答したシャワー派が約2割(19.6%)なのに対し、湯舟派では約半数(50.8%)が「変わる」と回答した。
また、ウォーキング後の入浴時間については、湯舟派では普段と比べて「かなり短い」「すこし短い」合わせて約半数(49.3%)の人が短時間になっている。「汗を流すだけ」(20代男性)「体温が上がっているときには湯舟ではなくシャワーだけで済ます」(40第女性)という声があがった。ウォーキング後は、普段より入浴を手軽にすます傾向にあるようだ。一方でシャワー派では、入浴方法は変わらない(いいえ80.4%)と回答している。「いつも通り変わらない」(30代男性)、「中途半端には洗いたくないので変えない」(50代女性)という回答があった。
話題の「風呂キャンセル界隈」経験者は7割超
最後に「お風呂に入るのをやめる(風呂キャンセルする)ことはあるか」を聞いた。この事象は、2024年の「流行語大賞」にもノミネートされている「界隈」という言葉を使って、若者を中心に「風呂キャンセル界隈」と呼ばれている。全体の中で、お風呂をキャンセルすることが「よくある」「たまにある」と回答した人は31.2%にのぼった。特に「よくある」と回答した中では20代の割合が高くなっている(13.4%)。なお、「たまにある」と回答したのは、10代から70代以上の世代全体に見られた。「一度もない」と回答したのは全体のうち23.5%で、約7割(よくある~ほとんどない)を超える人が「風呂キャンセル」を経験したことがあるようだ。
風呂キャンセルをする理由について尋ねると、「体調不良の時」(20代女性)、「酔っているとき」(30代男性)、「外に出る理由がないから」(40代女性)、「面倒だから」(50代男性)、「髪を乾かすのが面倒」(60代女性)などの回答があがった。