漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品は、11月24日の「いい尿の日」に合わせて、20~70代以上の男女600人を対象とした「尿トラブルとメンタルに関する意識調査」を実施した。調査は10月31日 にインターネットアンケートを通じて行われた。
20~70代以上の男女に、トイレに行きにくい状況で尿意の心配を感じたことがあるか尋ねたところ、全体の約半数が心配になると回答した。年齢別に見ると、尿トラブルに悩む方も多い60代、70代以上の世代ではいずれも50%を超える結果となった。一方で、20代、30代の若年層でも4割が尿意の心配を気にする結果となり、年齢を問わずトイレに行けないシチュエーションでの不安感を持っていることが分かった。
前述の質問において、トイレに行きにくい状況で尿意の心配を感じたことがあると回答した人に対して、具体的にどのようなときに尿意が心配になるか尋ねた。「車や電車での長時間の移動時」(61.5%)と答えた人が最も多く、次に「映画やスポーツ観戦などで席を立てないとき」(37.8%)が続く結果となった。
物理的にトイレに行けないシチュエーションの選択肢が上位に入る一方で、「緊張しているとき」(37.2%)や「仕事でプレッシャーを感じたとき」など、メンタルにストレスのかかるタイミングでも尿意の心配を覚える方が一定数いることも明らかになった。
この結果を年齢別に見ると、世代間で差が表れる結果となった。60代、70代以上では「車や電車での長時間の移動時」が圧倒的に多く、いずれも70%を超える結果となった。一方、特徴的だったのは20代・30代の若年層の結果で、高齢層よりも「緊張しているとき」や「仕事でプレッシャーを感じたとき」と回答した方の割合が高い傾向が明らかになった。
続いて尿に関して気を付けていることを尋ねたところ、「長時間の移動や会議の前には必ずトイレに行く」(42.0%)や「トイレがどこにあるか事前に確認する」(25.3%)など、しっかりと対策を行っている方が多いことが分かった。一方で、尿トラブルに効果的なトレーニングを行っている方は少なく、「尿意を我慢する訓練をしている」(6.7%)や「骨盤底筋のトレーニングをしている」(4.7%)は1割以下に留まる結果となった。