宝島社が発行する『大人のおしゃれ手帖』は、第2回「更年期川柳」の作品を2024年8月7日から9月30日まで募集。審査委員長は大久保佳代子氏、審査員は産婦人科医の高尾美穂先生らが務め、昨年の応募総数の約2倍となった2721作品からこのたび受賞作を決定した。

  • 『大人のおしゃれ手帖』12月号(宝島社)

「更年期川柳」とは、更年期症状は多くの人が抱える問題でありながら、友人同士でも話題にしにくく、情報交換や気晴らしができる機会が少ないことに危機感を感じた『大人のおしゃれ手帖』編集部が「皆で共有しやすい世の中のきっかけを作りたい」「モヤモヤを言葉にして吹き飛ばし、少しでも前向きな気持ちで更年期を過ごしてほしい」という思いで発案した公募賞。

2回目となった今年は特に男性更年期をうたう川柳が増加し、当事者世代の女性はもちろんのこと男性にとっても「更年期」がより関心の高いテーマであることがうかがえたという。

  • 授賞式

11月20日のイベントにて、金賞、銀賞、銅賞、特別賞、編集長賞が次の通り発表された。

金賞「推し活費 家計簿上は 「婦人科費」」 たかさん(女性・56歳)
銀賞「つぶの汗 出ても痩せない 更年期」 笑顔(女性・64歳)
銅賞「更年期 恐竜いるかと 孫が聞き」 うにどん(男性・56歳)
編集長賞「「あるよねー」 倦怠感より 連帯感」 PON5(男性・50歳)
特別賞「この年で 初体験に あふれてる」 ももた(女性・49歳)