「40歳を過ぎると結婚はほぼ不可能」このような説を見聞きして、「一生独身で生きていかないといけないのか……」と諦めかけていませんか。本記事では、本当に40歳過ぎると結婚はほぼ不可能なのか、不可能といわれる理由や結婚できる確率を解説します。
40代からの婚活を成功させるためのコツも紹介しますので、諦めずにトライしましょう。
40歳過ぎると本当に結婚は不可能? 40代で結婚できる確率は?
世間では「40歳を過ぎると結婚はほぼ不可能」といわれている通り、実際に40代になると結婚できる確率がグンと下がります。
令和2年・平成27年国勢調査をもとに年齢別に5年以内で結婚できる確率を見てみると、男女共に確率が1番高いのは26歳で男性が36.69%、女性が44.14%なのに対し、40歳では男性が13.61%、女性が12.93%と大幅に下がり、45歳になると男性は9.88%、女性は8.61%と10%を切るのだとか。
数字を見ると「40代になった自分は、もう生涯独身なのかもしれない……」と落胆してしまうかもしれませんが、この数字には「婚活をしていない人」も含まれています。婚活を積極的にしている人だけでデータを取ると、20%から50%くらいまで確率が上がるという説も。
また、厚生労働省が2022年に実施した「人口動態調査」によると、40代で結婚した男性は初婚で23,219人、女性で14,462人。20代や30代よりは結婚できる可能性は低いものの、年間で万単位の40代の人が初めて結婚しているのも事実です。
20代・30代のころと比較したら、確かに結婚できる可能性は大幅に下がりますが、「絶対に結婚できない」なんていうことはなく、40代でも努力をすれば結婚できる可能性を上げることができるということを覚えておきましょう。
40歳過ぎてからの結婚がほぼ不可能といわれる理由
先ほど紹介したデータ以外にも、「40歳を過ぎると結婚はほぼ不可能」といわれる理由が複数あります。
「40代で婚活を始めたけど、うまくいかない……」と悩んでいるなら、ここで紹介する内容に心当たりがないか振り返ってみましょう。
相手への理想が高くなるから
40歳を過ぎてからの結婚が難しくなる理由の一つが、相手への理想が高くなることです。
理想の高さに、年齢は関係ないと思われるかもしれません。しかし、「高収入がいい」「若い人がいい」など相手に求めるものが多くなるほど、条件に当てはまる人が絞られて減っていくので、出会える機会が少なくなってしまいます。ただでさえ自分と同世代の40代は未婚の割合が少ないというのに、条件を増やしていけばさらに人数が減ってしまいますよね。
相手への理想を高くもつのは悪いことではありませんが、40歳を過ぎて結婚を希望する場合、20代30代で描く理想と同じでは結婚はうまくいきません。「ここまでこだわって婚活を続けてきたのだから、理想を下げることはできない」と後に引けない状態になっている方もいるかもしれませんが、「理想を下げる」のではなく「視野を広げる」というポジティブな捉え方をしてみるのはいかがでしょうか。
年下と結婚できると思い込んでいるから
「自分こそはもっと若い年下と結婚できる」と思い込んで、自分とかけ離れた年齢層の人をターゲットにしていることも、結婚が難しくなる要因に繋がります。
40歳を過ぎて20代と結婚できる可能性はゼロではありませんが、余程のアピールポイントをもっていない限り厳しいでしょう。たとえば、会社経営者だったり医師・弁護士などの難関資格を保有していたりといった強みがあれば、年下との結婚も不可能ではないかもしれませんが、そのような人はほんの一握り。
独身だと気持ちが若々しく、精力的なため20代30代のときとほとんど変わらない感覚があるかもしれません。しかし実年齢は40歳を過ぎているため、20代の異性から恋愛対象と見られない可能性があります。
同世代の人も視野に入れて婚活をすることで、結婚の確率を上げられるはずです。
女性は妊娠の確率が下がるため
女性にとって目をつぶりたくなる現実かもしれませんが、女性は40代になると妊娠の確率がグンと下がるのも結婚が難しくなるといわれる理由の一つ。
日本生殖医学会によると、25~29歳の不妊頻度が8.9%なのに対し、40~44歳は28.9%と30%近くで不妊の傾向が見られます。不妊治療をしたとしても、30歳を過ぎると妊娠率が低下して流産率が増加していき、不妊治療をした40歳の妊娠率は15.2%、流産率は33.6%です。(2017年のデータ)
結婚したら子どもが欲しいと思っている独身男性も多いため、妊娠の確率が低い40代の女性は、マッチングする機会が減ることを覚悟しておきましょう。
プライドが高くなるから
プライドが高くなることも、40歳を過ぎての結婚が難しくなる原因です。
会社で役職に就いたり、重要なプロジェクトのマネジメントを任されるようになったりと社会的地位が高くなる40代は、プライドも高くなる傾向にあります。「自分レベルの人間にはこの人は合わない」と会う前から決めつけ、せっかくの機会を逃してしまっているかもしれません。
自己肯定感を高くもつのは良いことですが、40歳を過ぎて結婚を考えるなら、プライドは一度横に置き、「相手に興味をもてるか」「一緒に生活して楽しそうか」という軸で相手を見るようにしましょう。
40代の婚活を成功させるための心構え
ここまで、40歳過ぎると結婚はほぼ不可能といわれる理由を解説してきました。冒頭でも解説したとおり、40歳を過ぎて結婚している人も少なからずいます。
では、どうすれば40歳過ぎてからの結婚を成功させることができるのでしょうか。40代の婚活を成功させるための心構えを2つ紹介しますので、ご自身の婚活を振り返りながら、今後に活かしてみてください。
恋愛結婚よりお見合い結婚を選択する
漫画やドラマ、映画で恋愛ものを見ると、「恋愛っていいな」と思いますよね。でも、40歳を過ぎている場合は、恋愛結婚より結婚相談所に登録したり婚活サービスを利用したりしたお見合い結婚をメインで活動した方が、結婚できる可能性を上げられます。
40代で結婚したいなら、数年間も交際したのに相手が結婚を望んでおらず振り出しに戻ってしまうというケースは、できる限り避けたいですよね。
お見合い結婚を選択すれば、結婚を望んでいる相手と結婚を前提にお付き合いできます。お互いが気に入れば、出会って数ヶ月で結婚できる可能性もあるため、結婚に焦っているならお見合い結婚を選ぶのが賢明です。
また、マッチングアプリは既婚者や遊び目的の人がいる可能性も否定できないため、できるだけ早く結婚したいと考えているなら結婚相談所を活用しましょう。
相手への条件を高く設定しない
40歳過ぎると結婚はほぼ不可能といわれる理由の一つとして、相手への理想が高いことを紹介しました。年収や年齢、身長など理想をあげればキリがありません。すべての条件を諦める必要はありませんが、できるだけ条件は広げておくと婚活が成功する可能性は高まります。
たとえば、相手の年齢の条件は譲れない場合、年収の条件は緩くするなど、少しでも結婚の可能性を高めるために条件を見直しましょう。理想と現実を少しずつ近づけることで、40歳を超えていても結婚できる可能性はあります。
40歳を過ぎて結婚したいなら行動あるのみ!
この記事では、40歳過ぎると結婚はほぼ不可能といわれる理由と婚活を成功させる心構えを紹介しました。もし結婚できない理由に心当たりがある場合、まずは自分自身を見つめ直して改めることで婚活が一歩進むかもしれません。
40歳を過ぎてからは結婚相談所や婚活サービスを積極的に活用し、相手の条件を広げつつ精力的に活動を続けることで成功へとつながるでしょう。40代で結婚を成功させたいなら、行動あるのみ! まずは何か一つでも、行動開始するところから始めましょう。