台湾代表のチェン・ジェシェン

ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12

● 侍ジャパン 0 - 4 台湾 ○

<11月24日 東京ドーム>

 第3回プレミア12の決勝戦が24日に行われ、野球日本代表・侍ジャパンに勝利した台湾代表が初優勝を果たした。大会MVPには決勝戦でも貴重な3ランを放つなど大会通算打率.625を記録した台湾のチェン・ジェシェン外野手(30)が選ばれた。

 侍ジャパンとの決勝戦でも、5回に貴重な右越え3ランを放つなど5打数3安打3打点と大暴れ。中堅守備でも好捕を連発し場内を沸かせた。

 岡山県共生高校の出身で、今季の台湾プロ野球でリーグ2位の打率.334を記録。今大会はチームキャプテンとしてもチームを牽引し、出場した7試合すべてで安打を記録するなど、打率.625、2本塁打、6打点、OPS1.617の結果を残した。

 今大会の台湾は4勝1敗のBグループ2位でオープニングラウンドを突破。スーパーラウンドはベネズエラ、米国と1勝2敗で並んだが、順位決定方法の「対象チーム間の対戦におけるTQB(得失点率差)」でベネズエラと米国を上回り決勝進出を果たした。そして最後に今大会3度目の対戦となった侍ジャパンを撃破。台湾にとっては五輪、WBCを通じ、年齢制限のない国際大会で初の世界一となった。