EcoFlow Technology Japanは11月20日、ポータブル電源「RIVER 3シリーズ」の新製品「RIVER 3 Plus」を発表した。拡張バッテリーで容量を高めた「EcoFlow RIVER 3 Max」「EcoFlow RIVER 3 Max Plus」もあわせて投入する。希望小売価格はRIVER 3 Plusが39,800円、EcoFlow RIVER 3 Maxが69,700円、EcoFlow RIVER 3 Max Plusが99,700円。11月20日より発売する。
RIVER 3 Plusはコンパクト設計のポータブル電源。X-GaN Power(窒化ガリウム)技術の採用により、エネルギー損失や待機消費電力を抑え接続デバイスの使用時間を大きく伸ばせる。例を挙げると、3Wの照明やWi-Fiルーターを接続して使う場合、業界標準の使用時間は約18.8時間だが、RIVER 3 Plusでは最大35時間使用できる。
出力ポート類は、ACコンセント×3口、USB Type-A×2基、USB Type-C×1基、シガーソケット×1口。定格出力は最大600Wで、X-Boost機能により最大900Wまで出力可能。USB Type-A出力は、各ポート最大5V/2.4A(ポート合計24W)、USB Type-C出力は最大20V/5A(最大100W)、シガーソケット出力は12.6V/10A(最大126W)だ。無停電電源装置としても機能し、停電時は10ms以内に電力を切替え、精密機器をしっかりと保護してくれる。
バッテリにはリン酸鉄リチウムイオンを使用し、3,000回の充放電を行った後でも80%の容量を維持。容量は286Whで、専用エクストラバッテリー「EB290(286Wh)」または「EB580(572Wh)」を使うことで容量を最大858Whまで拡張できる。充電方法は、AC充電、最大220Wのソーラー充電、車内で使えるシガーソケット充電、ガソリン式充電器に対応。AC充電でも約1時間で満充電に達する。
Wi-FiとBluetoothによる無線接続でスマホアプリとの連携にも対応。アプリからは、省エネモードへの設定、低バッテリーアラートといった機能を利用できる。本体はライトを内蔵し、IP54の防水/防塵設計。耐火 / 耐衝撃性能も高い。本体サイズはW234×D232×H146mm、重さは約4.7kg。
EcoFlow RIVER 3 Maxは、RIVER 3 Plusに専用エクストラバッテリーEB290(286Wh)を同梱したモデル。EcoFlow RIVER 3 Max Plusは、RIVER 3 Plusに専用エクストラバッテリーEB580(572Wh)を同梱したモデル。各専用エクストラバッテリーはUSB Type-Cポートを備え、単独でも使用できる。