その可憐なルックスと優れた演技力、透明感あふれる佇まいで観客を魅了し続ける浜辺美波。テレビやCMでの活躍はもちろんですが、ひときわ"映画女優"としてのイメージ強い若手俳優でもあり、出演作には話題作・ヒット作が多くあります。

今回はマイナビニュース会員401人に、そんな浜辺美波が出演する映画作品について聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。

浜辺美波出演映画の人気ランキング

  • 1位:君の膵臓をたべたい(31.7%)
  • 2位:約束のネバーランド(13.5%)
  • 3位:ゴジラ-1.0(9.5%)
  • 4位:シン・仮面ライダー(7.9%)
  • 5位:映画 賭ケグルイ(4.8%)
  • 6位:咲‐Saki-(4.0%)
  • 7位:思い、思われ、ふり、ふられ(3.6%)
  • 8位:アルキメデスの大戦(3.2%)
  • 9位:逆転裁判(2.8%)
  • 9位:となりの怪物くん(2.8%)
  • 9位:もしも徳川家康が総理大臣になったら(2.8%)

続いてはトップ10までの作品概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します

1位:『君の膵臓をたべたい』(31.7%)

『君の膵臓をたべたい』は2017年公開の、住野よるの同名の青春小説を原作とした映画作品。浜辺美波と北村匠海のダブル主演作です。

入院中の病院で、高校のクラスメイト・山内桜良(やまうち・さくら)の日記を偶然拾った「僕」。その日記「共病文庫」から、桜良が膵臓の病気で余命僅かであることを知ります。

以来、クラスの人気者の彼女と急速に接近していく僕。桜良の「死ぬまでにやりたいこと」に付き合いながら、人との関わりが苦手だった僕は、徐々に彼女に惹かれていくのを感じます。しかし一方で、「その時」は確実に近づいていました……。

主演の桜良を浜辺美波、僕=志賀春樹(しが・はるき)を北村匠海が演じた本作。コメントには、「透明感のある雰囲気が印象的」「かわいくて健気なヒロインがぴったり」「初めて彼女を認識した作品ですが、とても鮮烈な印象が残った」「まだ初々しい感じの演技が可愛くて良い」など、浜辺美波を絶賛する声で溢れていました。

ユーザーコメント

  • 「あまりの可愛さにビックリしたのを覚えている。一番のハマり役」(男性・48歳)

  • 「若手とは思えないような演技だった」(男性・36歳)

  • 「涙が止まらないぐらい感情移入した映画だった」(男性・46歳)

  • 「病に侵されながらも、最後まで笑顔で過ごす健気さが印象的」(男性・40歳)

  • 「3回くらい見ていて、大好きだから。小説から読んだから小説の方が断然面白いけど、映画も面白く、何回見ても最後泣ける」(女性・46歳)

  • 「鑑賞後に、あの主演が浜辺美波だったことを知りました。とても演技が上手だったので引き込まれました」(女性・44歳)

  • 「インパクトのある名前の作品だったので印象に残っております。また、彼女の演技もよかったと思います」(男性・48歳)

  • 「タイトルは衝撃的ですが、内容は素敵な恋愛ストーリーで生きることの尊さを教えてくれます。浜辺美波が初々しく、久々の楽しみな新人と思いました」(男性・45歳)

  • 「好きな女優で、たまたま見たのがこの作品だったから。自分の年齢向けの作品ではないと感じたが、それでも感動する場面があった」(男性・48歳)

  • 「持ち前の美貌が素晴らしいと思います。大変美しく、見る者にいい気分を与えてくれる。見た目だけでなく劇中での演技力もそれなりにあり、若いのにエンターテイメントの表現力がある人だと思います。作品に少しホラーチックな場面もありますが上手く演出をされており、多様にできる人物と感じました」(男性・36歳)

2位:『約束のネバーランド』(13.5%)

『約束のネバーランド』は、原作:白井カイウ/作画:出水ぽすかによる同名マンガを原作とした実写映画作品。2020年、浜辺美波主演で公開されました。

世界各地から色々な孤児が集まる「孤児院」=グレイス=フィールド(GF)ハウス。GFは、身寄りのない子どもたちにさまざまなスキルを施し、その後に里親たちのもとに送り出す施設とされていました。

しかしその実態は、人間を捕食することでその遺伝情報を体内に取り込み進化する「鬼」のために、孤児たちを食肉として出荷する、監獄のような「人間飼育場」でした。GFの真実を知った、優れた能力を持つ聡明な少女エマたちの、孤児たちの解放に向けた戦いが始まります。

本作で、浜辺美波は主人公エマを好演。ユーザーからは「浜辺美波の演技含め、とても良かった」「ハラハラする展開が良かった」「気持ちがぐっと入ってきて、ギュっとする感じ」「内容が衝撃的」などのコメントが寄せられています。

ユーザーコメント

  • 「キャラクターそっくりで可愛かったから」(男性・40歳)

  • 「とにかく美波ちゃんがかわいくて、役に合っていた」(女性・46歳)

  • 「エマのアクションシーンが予想以上に見ごたえがあった」(男性・39歳)

  • 「原作が大好きだったので。その透明度やストーリーの再現度の高さ、そして彼女の演技に驚かされた」(男性・45歳)

3位:『ゴジラ-1.0』(9.5%)

『ゴジラ-1.0』は、2023年公開の特撮映画。戦後間もない日本を舞台に描かれた、ゴジラ生誕70周年記念作品です。

特攻へ向かう途中で零戦が故障したと偽り、戦わずに復員した敷島浩一(しきしま・こういち)。復興が進む日本で、自分の元に転がり込んできた孤児の少女・大石典子(おおいし・のりこ)と、典子が抱えていた女の子の赤子・明子(あきこ)とともに暮らし始めます。

そんなある日、かつて自身の臆病さゆえに駆逐に失敗した謎の恐竜が、核実験によって巨大生物(ゴジラ)となり、日本上陸を果たそうとしていることを知った敷島。ゴジラによる被害の巻き添えになった典子への思いを胸に、彼はいま一度、戦闘機に乗る決意を固めます。

主人公の敷島を神木隆之介、ヒロイン・典子を浜辺美波が演じた本作。「ゴジラ作品には適役だったと思う」「とても大好きで、何度も見ました」「演技力があった」などの声が寄せられています。

ユーザーコメント

  • 「存在感のある演技をしていたから」(男性・44歳)

  • 「緊迫した感じがよかったです」(男性・46歳)

  • 「ゴジラが街を破壊し、思わず『ゴジラ〜』と叫びそうになるぐらい迫力あった」(男性・29歳)

4位:『シン・仮面ライダー』(7.9%)

『シン・仮面ライダー』は、2023年に公開。庵野秀明監督による、『シン・ゴジラ』(2016年/総監督)以来の実写映画作品となります。

バイクでの旅を愛する青年・本郷猛(ほんごう・たけし)は、世界征服を企む悪の組織「SHOCKER」により拉致され、人体改造を施されたことで驚異的な能力を持つ昆虫合成型オーグメント・バッタオーグとなります。

しかし、猛を改造したSHOCKERの研究者・緑川弘(みどりかわ・ひろし)は改心し、娘であるルリ子とともに組織を抜け、猛の脱出に手を貸します。緑川は猛に、その能力を人類のために使うように促し、ここに「仮面ライダー(第1バッタオーグ)」が誕生。SHOCKERとの果てしない戦いが開始されます。

1971年から続く人気の『仮面ライダー』シリーズに大きなリスペクトを捧げた本作。本郷猛=仮面ライダーを池松壮亮、緑川弘役を塚本晋也、その娘・緑川ルリ子役を浜辺美波が演じました。本作での彼女へは、「演技もよく、可愛かった」「いろんな役ができる。かわいいだけじゃない」「キャラクターが本人に合っていた」など賞賛の声が届いています。

ユーザーコメント

  • 「知的で強そうな雰囲気が最高でした」(男性・49歳)

  • 「可愛いだけじゃなく、しっかり演技できてた」(男性・40歳)

  • 「とにかく主演よりも存在感があり、とても美人だったから」(男性・44歳)

5位:『映画 賭ケグルイ』(4.8%)

『映画 賭ケグルイ』は、原作:河本ほむら/作画:尚村透によるマンガ『賭ケグルイ』を原作とした、2019年公開の実写映画。2018年より放送が開始されたテレビシリーズから続く劇場版オリジナルストーリーとなっており、テレビ・映画とも浜辺美波が主演を務めています。

ギャンブルによる階級制度で校内が支配されている特異な名門校・私立百花王学園。転校生である蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)は、一見清楚な才媛に見えつつも、実は生粋のギャンブル狂="賭ケグルイ"でした。

生徒会メンバーとのギャンブル勝負で次々と勝利を納め、存在感を高める夢子。その一方で、学園内では"非ギャンブル、生徒会への不服従"を掲げる白装束の集団「ヴィレッジ」が暗躍していました。やがて夢子と生徒会、ヴィレッジを巻き込んだ壮大なギャンブルがスタートします。

「リスクを負う極限のギャンブル」を異常なまでに好む、破滅的思考のギャンブラー=蛇喰夢子を演じた浜辺美波。本作へは「原作の感じが出ていて良かった」「一番面白い映画だと思う」といったコメントが寄せられました。

ユーザーコメント

  • 「彼女のキャラクターと役がマッチしているから」(男性・44歳)

  • 「他の役どころと違い、真逆なイメージの役柄だったので」(男性・49歳)

  • 「普段にイメージとは違う、ぶっ飛んだ演技だった」(男性・46歳)

6位:『咲‐Saki-』(4.0%)

『咲-Saki-』は2017年公開の、小林立による同名の麻雀マンガを原作とした実写作品。実写化プロジェクトでドラマ化と映画化がされていて、ともに主演は浜辺美波が演じています。

麻雀が、現在よりもはるかに社会に浸透した架空の世界。主人公の宮永咲(みやなが・さき)は、「全国高校生麻雀大会」優勝を目指す、清澄高校麻雀部の新入部員です。彼女はふだんは内気で泣き虫、失敗ばかりの女子高生ですが、ひとたび麻雀となると天才的な才能を発揮。その卓越した感性で、麻雀部の仲間たちとともにさまざまな大会に挑んでいきます。

点数調整に長け、超人的な勘も持ち合わせた感性派の打ち手である宮永咲。浜辺美波は、そんな女子高生ながら凄腕の雀士というトリッキーな役柄を好演しています。

ユーザーコメント

  • 「喜怒哀楽の演技が良かった」(男性・46歳)

  • 「浜辺さんの初期作でヒロイン役だったんですが、キャラクターに合っていて、とても可愛くて印象深かったですね」(男性・41歳)

7位:『思い、思われ、ふり、ふられ』(3.6%)

『思い、思われ、ふり、ふられ』は2020年公開の、咲坂伊緒による同名マンガを原作とする映画作品。恋愛観の異なる女子高校生二人を中心に、さまざまな恋愛模様を描いた群像劇となっています。

市原由奈(いちはら・ゆな)は、少女漫画に出てくるような恋愛に憧れる高校1年生。消極的で引っ込み思案の彼女は、現実の恋愛にはなかなか踏み出せずにいました。そんな由奈には、明るく快活な性格な友人、山本朱里(やまもと・あかり)がいます。

そんな中、由奈は初恋の相手である絵本の中の王子様によく似た、朱里の義弟である山本理央(やまもと・りお)が気になり始めます。一方、理央には、義理の姉である朱里に熱烈な恋愛感情を抱いた過去がありました……。

市原由奈役を福本莉子、山本朱里役を浜辺美波、山本理央役を北村匠海が、それぞれ演じた本作。高校生の初々しい恋模様を描いた青春ストーリーとなっています。

ユーザーコメント

  • 「役が合っていると思ったから」(女性・23歳)

  • 「初めて見た作品で、とても面白かった」(男性・49歳)

8位:『アルキメデスの大戦』(3.2%)

『アルキメデスの大戦』は、三田紀房による同名マンガを原作とした映画作品。2019年に公開されました。軍艦、戦闘機など旧日本海軍の兵器開発・製造について、当時の技術戦略と人間模様を描いています。

それまでの大艦巨砲主義を否定し、航空母艦の必要性を説く「航空主兵主義」を唱える日本海軍の山本五十六(やまもと・いそろく)少将は、巨大戦艦の建造案「大和」計画を阻止するために、元帝大生の櫂直(かい・ただし)を海軍主計少佐に抜擢します。

櫂少佐とその部下・田中正二郎(たなか・しょうじろう)少尉は、日本の技術戦略にまつわる数々の矛盾に直面し、奔走。やがて日本の国防体系に大きな影響をおよぼす存在となっていきます。

櫂直を菅田将暉、田中正二郎を柄本佑、山本五十六を舘ひろしが演じた本作。浜辺美波は、直が書生として仕える尾崎家の令嬢であり、直に思いを寄せる・尾崎鏡子(おざき・きょうこ)役で出演しています。

9位:『逆転裁判』(2.8%)

『逆転裁判』は2012年公開の、カプコンの法廷バトルアドベンチャーゲーム・シリーズを原作とした映画作品。漫画、小説、舞台なども含むメディア・ミックス関連作品となっています。

凶悪犯罪の増加に対応するため、新たな司法システム「序審裁判」が導入された近未来。弁護士と検事の公開法廷における直接対決で、証拠と証拠をぶつけあいながら、3日以内に被告人の有罪・無罪のみが先行決定されます。

綾里法律事務所の新米弁護士・成歩堂龍一(なるほどう・りゅういち)。ある日、所長の綾里千尋(あやさと・ちひろ)が「長年追いかけてきたある事件の新たな証拠を見つけた」というメッセージを残し、殺害されます。

被疑者は、千尋の妹で見習い霊媒師の綾里真宵(あやさと・まよい)。彼女の弁護を引き受けた成歩堂は、かつての幼馴染でもあるエリート検事・御剣怜侍(みつるぎ・れいじ)と対決し、見事無罪を勝ち取ります。しかし、その法廷の後、成歩堂の元に御剣が殺人容疑で逮捕されたという知らせが。事態は生前の千尋が調べていた、とある事件へと繋がっていきます……。

成歩堂龍一に成宮寛貴、御剣怜侍が斎藤工、綾里真宵が桐谷美玲、綾里千尋が檀れいという配役の本作。浜辺美波は、綾里千尋の子ども時代を演じています。

9位:『となりの怪物くん』(2.8%)

『となりの怪物くん』は、ろびこによる同名マンガを原作とする映画作品。菅田将暉、土屋太鳳のダブル主演で、2018年に公開されました。

水谷雫(みずたに・しずく)は、幼少期から学年トップの成績を取ることしか興味がない、冷静かつ淡白な性格の少女。高校に進学して間もなく、ひょんなことから同級生で不登校の問題児・吉田春(よしだ・はる)、通称「ハル」と知り合います。

ハルの勝手な思い込みや勘違いも手伝い、非常に気に入られてしまった雫。大いに迷惑しながらも、彼女はなにかとハルの世話を焼くようになります。やがて登校を始めるハル。二人の間にはいつしか友情が芽生え、それは次第に恋愛へと変化していきます。

感情に乏しい少女・水谷雫を土屋太鳳、実は頭脳明晰なのに奇行ゆえに孤立するハルを菅田将暉が演じた本作。浜辺美波は、雫たちの隣のクラスの委員長で、数少ない常識人である大島千づる(おおしま・ちづる)役で出演しています。

9位:『もしも徳川家康が総理大臣になったら』(2.8%)

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は2024年公開の、眞邊明人による同名のSF・ビジネス小説を原作とした映画作品。AIで復活した偉人たちによる最強ヒーロー内閣の活躍を描いたコメディ映画となっています。

コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死。かつてない危機に直面した政府は、最後の手段として歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活させ、最強の内閣を組閣します。

徳川家康を総理大臣に据え、織田信長や豊臣秀吉といった偉人たちが集結した夢のような内閣が誕生。その圧倒的なカリスマ性と実行力に日本中が熱狂するなか、大日本テレビのアナウンサー志望の政治部記者・西村理沙(にしむら・りさ)はスクープを狙い、政府のスポークスマンを務める坂本龍馬と頻繁に接触するようになります……。

徳川家康(内閣総理大臣)=野村萬斎、豊臣秀吉(財務大臣)=竹中直人、織田信長(経済産業大臣)=GACKT、坂本龍馬(内閣官房長官)=赤楚衛二などのキャスティングが話題を呼んだ本作。浜辺美波は、テレビ局政治部の新人記者・西村理沙を演じています。

浜辺美波が出演した映画ランキングのまとめ

浜辺美波は2011年、第7回『東宝シンデレラオーディション』にてニュージェネレーション賞を受賞し、芸能界入りを果たしました。デビューのきっかけからもわかるように、映画作品を大切にしながらキャリアを積み上げてきていることがうかがえます。

2017年、ベストセラー小説『君の膵臓をたべたい』の映画化作品にて主人公を演じたことで、広くその存在を知られるように。数々の映画賞を受賞した同作は、彼女の代表作と言えるでしょう。今回のアンケートでも3割以上の票を集め、2位以下に大きく差をつけNo.1に輝いています。

若手の映画女優として、抜群の存在感を示す浜辺美波。今後に活躍にますます、注目が集まりそうです。

調査時期: 2024年10月17日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 男女合計401人(男性:273人、女性:128人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート