フジテレビの動画配信サービス・FODでは、ドラマ『嘘解きレトリック』の番外編『迷探偵・藤島千代の大冒険』を25日21時54分から独占配信する。

  • 片山友希

『嘘解きレトリック』は、やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿央士)と、ウソを聞き分ける奇妙な能力者・浦部鹿乃子(松本穂香)の異色コンビが「ウソ」と「マコト」が入り交じる綾糸のごとき難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。

原作は、『別冊花とゆめ』(白泉社)で2012年から2018年まで連載されていた都戸利津氏の同名コミック。全10巻で完結している同コミックは、累計発行部数100万部の人気作品で、原作ファンの間では実写化を望む声も多くあった。現在、『ガリレオ』シリーズ(07年~22年)の演出・西谷弘氏とプロデュース・鈴木吉弘氏がタッグを組み、月9ドラマ枠で実写化されている。

番外編『迷探偵・藤島千代の大冒険』は、探偵としての左右馬に憧れを持つ豪商のお嬢様・千代(片山友希)が、左右馬と鹿乃子の行方不明事件を解決するために奮闘する姿を描く。

千代は、豪商の娘で生粋のお嬢様。思ったことははっきりと言う、屈託の無い天真らんまんの性格だ。ひょんなことから誘拐事件に巻き込まれて、左右馬が見事に事件を解決したことをきっかけに、左右馬の探偵としての姿に憧れを抱いている。千代は憧れの左右馬、そして鹿乃子の行方不明事件の謎を解くことができるのか。

■『迷探偵・藤島千代の大冒険』あらすじ

ある日、九十九夜警察署・刑事の端崎(味方良介)が姉の雅(北乃きい)から頼みごとがあると伝えるため祝探偵事務所を訪ねると、左右馬(鈴鹿央士)も鹿乃子(松本穂香)も不在だった。入口の鍵は開けっ放しのまま。借金の督促状を見つけた端崎は夜逃げを疑う。心配になった端崎は、お食事処「くら田」の達造(大倉孝二)に事情を説明し、今度は2人で祝探偵事務所に行くことに。借金の督促状を見た達造は、以前にも借金から逃れるために行方がわからなくなったことがあったと話す。同じ頃、探偵・左右馬に憧れを抱く、豪商のお嬢様・千代(片山友希)が左右馬に会いに祝探偵事務所を訪れると、事務所から出ていく不審な人影を発見する。左右馬と鹿乃子が不在だと知った千代は、2人に何かが起きていると確信。「この事件、千代がひとりで解決して見せます」と決意を固めて…?

【編集部MEMO】
『嘘解きレトリック』第6話では、藤島千代が鹿乃子を連れて“少女探偵団”を結成したが、鹿乃子は自分のウソを聞き分ける能力から、利市(橋本淳)をひったくり犯と決めつけていたことに、強く後悔することになった。

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