PlayStation Portal リモートプレーヤー（PS Portal）のシステムソフトウェアアップデートが11月20日に配信される。
今回のアップデートでは、スピーカーのオーディオ出力を調整し、音量レベルを最小に設定したときの音を小さくした。また、PS Portalの設定メニューから、PlayStation Linkデバイスの設定を調整できるようになり、主音量やサイドトーンの音量を最適化できるようになった。
さらに、クラウドストリーミング機能のベータ版をリリース。クラウドストリーミングでは、PS5本体を経由することなく、サーバーから直接ストリーミングされたゲームをPS Portalでプレイできる。この機能を有効にすると、PlayStation Plus プレミアム加入者は、ゲームカタログに含まれる一部のPS5用タイトルをストリーミングでプレイすることができる。
なお、PS Portalのクラウドストリーミング（ベータ版）はまだ実験段階にあるため、ベータ期間中に利用可能な機能は変更される可能性がある。
ベータ期間中に利用可能な機能は以下の通り。
・PlayStation Plus ゲームカタログに含まれる、対応しているPS5用タイトルのストリーミング
『Ghost of Tsushima』『デイヴ・ザ・ダイバー』『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』『モンスターハンターライズ』をはじめとした、PlayStation Plusゲームカタログに含まれる120本以上のPS5用タイトルを、クラウドストリーミングを通じてPS Portalでプレイできる。
・最大1080p/60fpsでのストリーミング
個々のゲームのパフォーマンスは、プレイするゲームやネットワークの接続環境によって異なる。
・DualSense ワイヤレスコントローラーの各種機能
ハプティックフィードバック、アダプティブトリガー、スピーカー、タッチパッド（PS Portalのタッチスクリーンでのエミュレート）、モーションセンサーなどが利用できる。
・PlayStation Plusのクラウドストレージ
セーブデータやゲームの進行状況を最大100GBまで保存可能。PS5と自動的に同期されるため、ローカルとストリーミング、複数のデバイス間でのゲームプレイをシームレスに切り替えられる。
ベータ版を利用するには、PlayStation Portal リモートプレーヤーのほか、PlayStation Networkのアカウント、PlayStation Plus プレミアムの利用権（有効期限内のもの）、ブロードバンドインターネット接続が必要。なお、クラウドストリーミングセッションの確立には、上り・下りともに5Mbps以上が必要で、720pでのストリーミングでは7Mbps以上の速度が、1080pでのストリーミングでは13Mbps以上の速度が必要だ。
システムソフトウェアアップデートが実行されたあと、PS Portalでクイックメニューを開いて［設定］にアクセスし、［ストリーミングゲーム（ベータ版）］ボタンを選択。［ストリーミングゲーム（ベータ版）］をオンに切り替え（デフォルト状態はオフ）ることでクラウドストリーミングを利用できるようになる。
ゲームトライアル、PS Storeで購入したゲームのストリーミング、一部ゲームにおけるボイスチャットやゲーム招待などのシステム機能、クリエイトボタン、3Dオーディオ、ゲーム内購入などの機能は利用できない。ストリーミングゲームはPS5用タイトルに限られる。
