ドジャースからのQOを拒否したテオスカー・ヘルナンデス

◆ 13人のうち12人がクオリファイング・オファーを拒否

 現地時間19日、MLB選手会がクオリファイング・オファー(QO)を受けた13選手の回答結果を発表。ロサンゼルス・ドジャースからFAとなっているテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)など12選手がQOを拒否した。

 ヘルナンデスの他、今オフ最大の大物とされるフアン・ソトや2022年ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞右腕コービン・バーンズ、2019年ナ・リーグ本塁打王のピート・アロンソらがQOを拒否。昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞左腕ブレーク・スネルもオプトアウト権を行使し、2年連続でFA市場に出ることとなった。

 なお、日本ハムやソフトバンクでもプレーしたニック・マルティネスはレッズからのQOを受諾し、1年契約で残留が決定。MLB2年ぶり、2012年の制度開始から14人目の受諾者となった。

 QOとは、シーズン終了後にFAとなる選手に対して所属球団が規定額の単年契約を提示できる制度。このオファーを拒否した選手が他球団に移籍した場合、獲得球団から元の所属球団へドラフト指名権が譲渡される。契約額は年俸上位125選手の平均額で算出され、今季は過去最高額の2105万ドルだった。