JR西日本は20日、沿線で斜面に亀裂が生じていることを受け、バス等による代行輸送を実施している山陰本線三保三隅~益田間の運転再開見込みについて発表した。現在、今月(11月)末の復旧工事完了、12月初めの運転再開をめざし、復旧工事を進めているとのこと。
同社によれば、山陰本線石見津田~益田間の沿線で11月2日、斜面に亀裂が生じていると判明。この区間を含む三保三隅駅(一部列車は浜田駅)から益田駅までの区間で列車を終日運転取りやめとし、代行輸送を行っているという。現在、今月(11月)末の復旧工事完了、12月初めの運転再開をめざして復旧工事を進めており、工事完了のめどが立ち次第、具体的な運転再開日を改めて発表する。
山陰本線三保三隅~益田間が不通となっていることを受け、特急「スーパーおき」は上下各3本とも米子~益田間で運転取りやめに。特急「スーパーまつかぜ」も、下り「スーパーまつかぜ1・5号」と上り「スーパーまつかぜ10・12号」を浜田~益田間、下り「スーパーまつかぜ7・9号」と上り「スーパーまつかぜ4・6号」を米子~益田間で運転を取りやめている。
今回、米子~浜田間で11月26日から特急列車を増発することも発表された。臨時特急列車は上下各1本を設定し、下り「スーパーまつかぜ81号」は米子駅6時0分発・浜田駅7時58分着(通常の「スーパーおき1号」と同時刻)、上り「スーパーまつかぜ82号」は浜田駅11時12分発・米子駅13時15分着(通常の「スーパーおき2号」と同時刻)。全車自由席(指定席設定なし)で運転される。