ジェーシービー(以下、JCB)とインテリジェントウェイブ(以下、IWI)は、双方の強みを生かした、業界全体の不正利用対策を推進する取り組み「セキュリティーコンソーシアム」の一環として、JCBが展開する国内初の不正取引情報WEB連携サービス「MATTE(マッテ)」をリニューアルした。
JCBブランド以外の国際カードブランドの取引情報についても、「MATTE」を通じて情報連携が可能となったことで、ブランドの垣根を超えてリアルタイムで繋いだ業界初の共通システムが完成した。
これにより、不正利用が生じた際の情報連携がスムーズになり、スピーディーな不正防止の取り組みが確立。JCBブランドのカード発行会社に加えて、JCBブランド以外の国際カードブランドを扱うカード会社にも広く開放し、三井住友カードを始めとする主要カード会社も参画する。
そのほか、従来のMATTE機能に加え、データ一括登録機能や承認ワークフローなどの機能を拡大。利便性が向上することで、加盟店の協力の輪も広がり、新たに多数の加盟店や決済代行サービス事業者にMATTEを導入する。これにより配送停止依頼の50%以上(JCBブランド調べ)が加盟店管理会社を経由せずカード発行会社と加盟店で直通連携が可能となる。
今後は加盟店・カード会社への導入推進をさらに本格化し、配送停止依頼の80%以上がカード発行会社・加盟店で直通になるように順次拡大を予定している。また、加盟店・カード発行会社との連携を強化することで、より不正抑止の効果が見込める機能の充実を図っていくという。