トヨタ自動車の「ランドクルーザー」は1951年8月に「TOYOTA BJ型」として誕生し、以降70年以上にわたりモデルチェンジを繰り返しながら存在し続けてきた歴史的なクルマだ。日本では現在、3車種が販売中(といっても人気が出すぎてすぐには手に入らない)。今回はランクルの現行モデルと歴代モデルを一気に振り返ってみたい。
ランドクルーザー300
2021年8月に発売となったランクルのフラッグシップ。2007年に登場した従来型(200シリーズ)がフルモデルチェンジしたクルマで、高次元な走りと環境性能の向上を目指した「GA-Fプラットフォーム」を採用している。
エンジンは3.5L V型6気筒ツインターボガソリンエンジンと3.3L V6ツインターボ ディーゼルエンジンの2種類。高性能な「GR SPORT」も選べる。ボディサイズはグレードによって少し異なるが、例えばガソリンエンジン搭載の「ZX」であれば全長4,985mm、全幅1,980mm、全高1,925mmとなる。乗車定員は5人あるいは7人。価格は510万円~800万円だ。
ランドクルーザー70
2023年11月に発売。基本的には1984年に誕生したモデルで、今回は日本国内再導入となった。昭和の香りを感じられる味わい深いランクルだ。
悪路をものともしないランクル70が搭載するのは2.8L直噴ターボディーゼルエンジン「1GD-FTV」。ボディサイズは4,890mm、全幅1,870mm、全高1,920mm。グレードは「AX」のみで価格は480万円となっている。
ランドクルーザー250
2024年4月に発売。ランクルファミリーの中では「プラド」が担ってきた「ライトデューティーモデル」の立ち位置を、「お客様が求める本来の姿に戻そう」との思いで開発に取り組んだというのがトヨタの説明だ。高級・豪華な300がランクルを「象徴」するクルマであり、剛健・堅牢な70が「普遍」的なランクルを体現する存在だとしたら、250はそれら2台の中間に位置する「生活実用」の1台であるとのこと。
エンジンは2.8L直噴ターボディーゼルエンジンと2.7L直列4気筒ガソリンエンジンの2種類。乗車定員は5人あるいは7人。ボディサイズはグレードによって少し異なるが、例えばディーゼルエンジン搭載の「ZX」であれば全長4,925mm、全幅1,980mm、全高1,935mmとなる。価格は520万円~735万円。
歴代ランクルを一気にチェック!
ここからは歴代のランクルを写真で振り返っていきたい。