スコラ・コンサルトが11月20日の「組織風土の日」に向けて、全国の社員100名以上の企業の一般職・管理職・役員 5,161名を対象に「組織に関するアンケート調査」を行った。その結果、一般職が上司との面談にて本音で話せている割合は55.6%で、上司の認識より14.4%少ないことが分かった。

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面談で本音で話せていると思っている部下は、上司の認識より「14.4ポイント」少ない

職場で「本音で話せている」と思う割合を一般職と管理職とで比較すると、各場面における認識の差は次の通りとなった。

・「上司との面談」一般職55.6%、管理職70.0%【14.4ポイント差】
・「チームの会議・ミーティング」一般職48.3%、管理職67.7%【19.4ポイント差】
・「職場で上司に対して」一般職53.2%、管理職62.6%【9.4ポイント差】
・「職場で同僚に対して」一般職60.0%、管理職70.1%【10.1ポイント差】
・「職場の打ち上げ・飲み会・食事会などの場」一般職48.7%、管理職68.4%【19.7ポイント差】

複数の同僚が参加する「チームの会議・ミーティング」や「職場の打ち上げ・飲み会・食事会などの場」よりも、「上司との面談」や「職場で上司に対して」のほうが、本音で話せている割合が多く、また上司と部下との認識のギャップも小さいという結果に。

上司への期待と満足のギャップが最も大きいのは「適切な人事評価」

また、上司に「期待する要素」と「満足している要素」の差が最も大きいものは「部下への適切な人事評価」で、差は29.7ポイントと突出する結果となった。

・「部下の適切な人事評価」期待43.6%、満足13.9%【29.7ポイント差】
・「意思決定が速く、決めたことに責任を持つ」期待40.5%、満足17.4%【23.1ポイント差】
・「部下への適切な業務分担・進捗や負荷の管理」期待33.7%、満足11.8%【21.9ポイント差】
・「チーム内の良好な雰囲気づくり」期待45.7%、満足25.1%【20.6ポイント差】
・「組織を前進させるリーダーシップ」期待33.1%、満足14.5%【18.6ポイント差】


【調査概要】

調査主体:株式会社スコラ・コンサルト
調査方法:調査会社のインターネットアンケートモニターによる回答
調査期間:2024年10月18日~10月22日
有効回答数:5,161人(内訳:一般職(一般社員・係長)2,746人、管理職(課長・部長)1,600人、役員(役員・経営者)815人)