俳優・松岡茉優が13日、ポッドキャスト番組『松岡茉優&伊藤沙莉「お互いさまっす」』(YouTubeほか各オーディオストリーミングサービスで配信)に出演。さまざまな役柄を演じてきたなかで、“素に近いキャラクター”について語った。

“素に近いキャラクター”は「本当にしょっちゅういます」

松岡茉優

この日の配信で、「自分の素に近いキャラクターはいるか?」という質問が届くと、「ある!」と即答した松岡。伊藤に、2017年公開の映画『勝手にふるえてろ』で演じたヨシカだと言い当てられると、「そうそう!」と驚きながら、「私は演じてるとき、役をちゃんと構築してやったつもりだったんだけど……。映画を観た母から、“あれはドキュメンタリーだね”って言われて」と回顧。「私っていつもあんなんなの? そしたらヤバくない? よく友達できたな(笑)」と自虐気味につぶやくと、伊藤は、「ヨシカ好きがいっぱいいるんだよ」と笑いながら返していた。

一方、演じる役について、「共通点って結構見つかる。似てるっていうか」と語った伊藤。2022年公開の映画『ちょっと思い出しただけ』で演じた野原葉は、事前に松居大悟監督から、自身の恋愛観や恋愛エピソードのインタビューを受けたと言い、「そのニュアンスを落とし込んでる部分もあって。だから、結構あてがき調なところもある。自分が去っておいて、“なんで追いかけて来ないんだよ”って思ったみたいなところとか。概念がちょっと入ってるところはあるかも」と吐露。すると、松岡は、「私はあれ観てて、うわ~! ってなったのは、大概見たことがある沙莉だったの」と納得の声を上げた。

続けて、松岡は、「完全に自分と違うっていう人もいるから、一概には言えない」としながら、「私は、グラデーションの中からは出られないと思ってる」「そのどこまで端に行くかとか、どこの色を選択するかでしかない」と持論を展開。自身の中で役柄を構築しても、似ている部分はあると話すと、伊藤に、「あまりに素に近いと恥ずかしいときない?」と返され、「そうだよ。結局、お芝居できてないってこと? 私たち、ドキュメンタリーをお送りしてるんだよ」と苦笑い。最後は、「素に近いキャラクターは、本当にしょっちゅういます」と答え、伊藤も、「います!」と同調して締めくくっていた。

【編集部MEMO】
松岡茉優と伊藤沙莉が、2023年に芸能生活20周年を迎えた節目に、ポッドキャスト番組『松岡茉優&伊藤沙莉「お互いさまっす」』を同年10月からスタート。リスナーから「イライラしたこと」「モヤモヤしてること」「情けなかったこと」「恥ずかしかったこと」「気持ちよかったこと」など、あらゆる喜怒哀楽エピソードを募集し、気心の知れた二人がリスナーの気持ちに寄り添いながらプライベートに近い感覚で語り合う。隔週水曜日配信。