フジテレビ系ドラマ『嘘解きレトリック』(毎週月曜21:00~)の第7話が18日に放送。今回は、鹿乃子(松本穂香)のウソを聞き分ける能力を使わずに事件を解決した。
やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿央士)と、ウソを聞き分ける奇妙な能力者・浦部鹿乃子(松本)の異色コンビが、難事件を解決していく同ドラマ。これまでは2人の能力を駆使して事件を解決してきたが、今回鹿乃子がウソを聞き分ける能力を発揮したのは、食事処の女将(磯山さやか)が、病院に忘れたストールを「他にもっと気に入ったのがあるからええんよ」と言った時くらいだった。
今回解決した事件は、一昨日発生した強盗殺人事件と10年前に起きた足立画伯が妻を殺害したとされる事件。左右馬、鹿乃子、端崎(味方良介)の3人で“幽霊屋敷”と呼ばれるようになっていた画伯邸を調査すると、隠し部屋から強盗殺人の犯人を見つけ、その供述から10年前の事件も解決することになった。
この過程において、鹿乃子の特殊能力の出番がなかったことに加え、次週予告では鹿乃子が「ウソが聞こえない…」と、能力が消えてしまったことを示唆する場面も。SNSでは「鹿乃子くん大丈夫かな?」「あまり能力が出てこなかったのは、来週の消えるフラグ?」といった声も見られた。
第6話は、TVerとFODで見逃し配信。FODでは全話配信されている。
【編集部MEMO】
『嘘解きレトリック』第8話あらすじ
祝左右馬(鈴鹿央士)が留守中の探偵事務所に、端崎馨(味方良介)が来た。馨は応対した浦部鹿乃子(松本穂香)に、スリや置き引きの注意喚起を促すビラ配りを手伝って欲しいと頼む。馨は先日、駅で歳末警戒の強化を呼びかけていたところ、スリに遭ったと言う婦人に声をかけられた。遠方に嫁いでいる娘のお産に駆けつけようとしたのだが、財布をスラれてしまい途方にくれていたのだ。婦人の頼みに、馨は片道分の切符代を貸したと言う。すると、そこに帰って来て話を聞いていた左右馬が寸借詐欺の手口だとピシャリ。それでも、馨は連絡先も教えたと婦人を疑う様子はなかった。
そんな時、「くら田」で倉田達造(大倉孝二)と「八百六」の六平(今野浩喜)がケンカ。左右馬と鹿乃子はヨシ江(磯山さやか)とタロ(渋谷そらじ)に仲裁を頼まれる。ことの原因は、六平が急に決まった寄り合いの弁当のお重を「くら田」に発注したことだった。六平は十三折だと言うのだが、書き付けには廿三(二十三)折となっていて、達造はその数のお重を作ってしまった。だが、六平は注文書にも十三折と書いたと譲らない。左右馬は達造、六平、ヨシ江を一人ずつ事務所に呼んで事情を聞く。すると、3人とも六平が注文時に言葉では「十三折」頼んでいたことが一致。ヨシ江は六平が十三折と書くのも見ていた。では、なぜ書き付けは廿三折なのだろうか?誰かがウソを?だが、鹿乃子の耳にも3人の話にウソは聞こえない。もしかすると、自分にはウソが聞こえなくなってしまったではないかと鹿乃子は思い…。
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