個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』のライブ配信に出演。読者や視聴者から寄せられた投資や株主優待にまつわる質問に、回答してくださいました。今回は「桐谷さんが株の管理のために使う時間」についてです。

個人投資家の桐谷広人さんが、YouTubeチャンネル『All Aboutマネー』のライブ配信に出演し、読者や視聴者から寄せられた投資や株主優待にまつわる質問に回答してくださいました。

◆Q. 一日何時間ぐらい株の管理をされていますか?

「たくさん株を持っていると管理が大変かと思いますが、一日何時間ぐらい作業していますか?」(sei/71歳/千葉県)

――今回はこんな質問に、桐谷さんが答えてくださいました。

◆「株を見るのは一日1時間ぐらいですね」(桐谷さん)

私は朝まで起きていて、原稿を書いたりなどしてから新聞を読み、テレビ朝日の『グッド!モーニング』でやっている、林修さんの「ことば検定」というコーナーを見てから寝るんです。ですので、大体起きるのは午後1時ぐらいになります。

それからコーヒーを飲んで食事をして、午後2時頃にパソコンをつけて午後3時までの1時間ぐらい株を見ています。株の管理というより、売ったり買ったりすることもあるし、指値で取引することもあります。原稿を書くために1~2時間、優待のことを調べることもあったりします。今は優待のことで講演することがありますので、その準備や作業の方が時間がかかりますね(笑)。

夕方になると、パソコンで適時開示情報を見ます。「優待」と入れて検索すると、優待の「変更」「廃止」「新設」といった情報が出てくるので、それをノートに書き写すんです。それが1時間ぐらいかかったりします。

――株をトレードする方は、ずっとパソコンに張り付いているイメージがありますが……

それは時間の無駄ですね。というのも、私はリーマン・ショックの頃に大損してましてね。その頃は必死で、朝8時半に起きてコーヒーを飲んで、午後3時までパソコンを見ていました。もう本当に目も疲れるし、精神もくたびれるし、あまり良くないんです。

ですからそういうデイトレードのような投資の仕方から、優待株の分散投資に方針を変えてよかったなと思っています。やっぱり値上がりを狙っていると、神経をすり減らすし、時間も減っちゃいますね。

​​​​​​教えてくれたのは……桐谷広人さん

1949年広島県出身。将棋棋士・投資家。日本テレビ系バラエティ番組『月曜から夜ふかし』に出演し、現金を使わない「株主優待生活」が話題になった。現在はテレビや講演会、雑誌などで幅広く活躍。『日経マネー』(日経BPマーケティング)、『ダイヤモンドZAi(ザイ)』(ダイヤモンド社)で連載中。

文=All About 編集部