「Kirei Style」の運用を行うビズキは11月14日、PMSに関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年10月16日、20歳~59歳の女性2,000名を対象にインターネットで行われた。
PMSの症状で悩む女性は約7割
PMSとは、月経前症候群(Premenstrual Syndrome)のこと。月経の約3~10日前から始まる精神的・身体的な不調を指す。生理による女性ホルモンの変動が関係しているとされている。
今回、全国の20代~50代の女性を対象に、「普段、どのようなPMSの症状でお悩みですか?」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「イライラや怒りっぽさ」で29.5%となった。次いで「体のだるさ、倦怠感」が26.4%、「腰痛や下腹部の張り」が23.5%と続く結果になった。また、「その他」として、「腰痛」、「吐き気」、「食欲減退」などの回答が得られた。一方、「症状はない」という人は16.5%という結果になっている。全体では、66.7%が何かしらのPMSの症状があることが分かった。
年代別では30代が最も症状を感じている人が多いと判明
年代別に見ると、PMSの症状で悩んでいる人は、20代73.8%、30代76.6%、40代74.2%、50代42.4%となり、30代で最も症状を感じている人が多いという結果となった。30代では女性ホルモンの分泌量がピークを迎える時期であるため、このホルモンバランスの変動がPMSの症状を強める一因となっている可能性がある。また、30代は出産を経験する女性が増える年代で、出産後にホルモンバランスが大きく変動し、PMSの症状が変化したり強くなったりしている人が多い可能性が伺える。
「子供なし」の人が「子供あり」の人の回答を上回る
子供の有無で見ると、多くの項目で「子供なし」の人の回答が上回る結果となった。特に「肌荒れやニキビ」、「憂鬱感や気分の落ち込み」は約10%の差が出ている。子供がいない場合、自身に充てる時間が比較的多くなるため、より自分の体の変化により気が付きやすくなり、肌荒れなどに敏感になっている可能性が伺えた。また、肌荒れそのものがストレス要因となり、気分が落ち込むという負のスパイライルに陥っていることも考えられる。
一方、PMSの症状は、体を動かして血流をよくすることで改善することがあるが、子供がいる人は子育てを通じて体を動かす機会が多く、これが自然とPMSの症状を軽減させているということなのかもしれない。また、子育てによって規則正しい生活リズムを維持するようになり、生活習慣が整うことで症状が改善している可能性も伺える。