ニチレイフーズが秋季新商品を発表した。忙しい現代人のニーズに応えつつ、秋ならではの旬の味覚を楽しめる冷凍食品が揃っている。
かつてないほどのモチモチ食感
まずは冷凍麺の常識を覆す「本当に旨い担々麺」から。冷凍麺は一般的に具材や麺と一緒にスープも袋の中に入っているが、「本当に旨い担々麺」にスープは入っていない。水を入れてレンジで温める仕様だ。スープと一緒に冷凍せず、麺に余計な水分を吸わせないように工夫しているからこそ、これまでの冷凍麺にはないモチモチ食感を実現している。
「汁あり」「汁なし」を選べることも特筆すべき点だ。水を入れずに温めても「汁なし担々麺」として食べられるため、その日の気分によって好みの食べ方を選択可能。また、「汁あり」「汁なし」では、麺の食感やスープの香りなども若干異なり、同じ商品ではあるが食べ方を変えて食べ比べしたくなる。
水の代わりに豆乳を入れてスープをまろやかにしたり、卵黄と青ネギをトッピングしたりなど、自分なりの食べ方を探求できるところも魅力の1つだ。
プチ贅沢にピッタリなプレートメニュー
主食とおかずを同じプレートに乗せた人気シリーズ「三ツ星プレート」からは、「三ツ星プレート 和風ハンバーグ&明太クリームパスタ」をリリース。自家製生パスタを使用した明太クリームパスタと、さっぱりしたソースの和風ハンバーグがセットになっている。
麺は茹でたてのような噛み応えがあり、かなり本格的なクオリティ。ソースはクリーミーさがありながらも明太子の旨味も効いており、コクのある深い味になっている。
ニチレイは業務用ハンバーグの製造に長けているが、その技術は「三ツ星プレート 和風ハンバーグ&明太クリームパスタ」でも発揮されており、ハンバーグはとてもジューシーな仕上がり。また、ハンバーグにかかっている大根おろしと醤油を混ぜた和風ソースはサッパリした味わいになっているため、濃厚なパスタとの相性は抜群。贅沢さも堪能できる商品で、仕事や勉強を頑張った時に食べたくなる。
調理の手間がかかるあのメニューも登場
「お肉ジューシー ピーマン肉詰め」は、鶏肉をピーマンに詰めて直火で焼き上げた商品。しょうゆベースの特製甘辛だれのおかげで、ピーマンの苦味は中和されており、野菜が苦手な子どもでも問題なく食べられそう。ピーマンも型崩れすることなく、肉がピーマンからはみ出すこともない。手間がかかるため、家ではなかなか作ろうとは思えない。そんなピーマンの肉詰めを簡単に食べられるのはとても助かる。
「だし香る しいたけ肉詰め天」は、下味をつけたしいたけに鶏肉を詰めた天ぷら。しいたけの風味と鶏肉の旨味、だしの香りが合わさった芳醇な味わいが特徴的。「お肉ジューシー ピーマン肉詰め」同様、家で調理するのが面倒なメニューのため、気軽に家で食べられるのはありがたい。一口サイズで食べやすく、温めるだけで完成するため、忙しい日のお弁当のおかずに最適。また、しょっぱさがちょうど良く、お酒のお供としても活躍してくれそうだ。
「タルタルチキンフライ」は、タルタルソースを鶏のささみとむね肉で包んだチキンフライ。衣は揚げたてのようなサクサク感があり、チキンの柔らかさと相まって食べ応え十分。タルタルソースはピクルスの酸味とコクが効いていて、サッパリした鶏肉との相性もバッチリ。バンズに挟んでチキンバーガーとして食べたりなど、アレンジレシピにも挑戦したくなる。
「たっぷり野菜のしんじょ揚げ」は、野菜の旨味をふんだんに活かしたヘルシーで風味豊かな一品だ。にんじん、青ねぎ、たまねぎ、ごぼう、れんこん、しょうが、やまいもペーストの7種の国産野菜を使用しているため彩りも華やか。また、カラッと揚げられた衣も香ばしさを引き立て、出汁の風味も存在感があり、上品なメニューである。
「蔵王モッツァレラチーズのミートドリア」は、こだわりのモッツァレラチーズとミートソースを組み合わせたドリア。蔵王モッツァレラチーズはクリーミーかつまろやかな風味で、味わいに深みを持たせている。また、冷凍ドリアは1袋に2~3個入っているパターンが多いが、複数個入っているために1個のボリュームに少なさを覚えることは珍しくない。ただ、「蔵王モッツァレラチーズのミートドリア」は1袋1個だけあってかなりボリューミー。ガッツリ食べたい時にオススメしたくなる。
2つの表情を見せるスイーツ
「今川焼(とろける生チョコ仕立て プレミアム)」は、リッチな味わいのチョコがたまらないスイーツだ。温めて食べるとチョコのトロトロした口溶け感を堪能できるが、冷えた状態で食べるとチョコのしっとりさを楽しめる。温め方によって生地のモチモチ感が微妙に変わるため、「本当に旨い担々麺」と同じように、同じ商品でも違った表情を見せてくれる。
主食やおかず、デザートまで新顔がいくつもラインナップされている。「ニチレイ」の新商品を食べて食欲の秋を満喫してはいかがだろうか。