11月10日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
<リスナーからの相談>
今年の8月に離婚をして、離婚した3日後に出産しました。現在は産休中で仕事を休んでおります。
まだ「結婚したい」という気持ちがあり、この期間を利用して婚活をしています。私の幸せより、子どもの幸せを願っております。今後の見えない不安に、押し潰されそうになるときがあります。出産間もないのに、マッチングアプリをしたりする自分が虚しくなるときもあります。
江原さんの著書「愛のスピリチュアル・バイブル」(集英社)で再婚についての内容も読んでおります。今の状態の私に、なにかお力添えをお願いいたします。
<江原からの回答>
江原:離婚して3日後に出産したとは、大変な苦労や葛藤があったと思います。やむを得ずにそうした選択をしなければならなかったのでしょう。どのような事情があれ、出産おめでとうございます。やっぱりお子さんの命に対しては「おめでとう」と言ってあげなければいけません。
ただ、「私の幸せより子どもの幸せを願っております」と書かれていますが、ひとつ間違えると大きな間違いになってしまいます。その考え自体は大変素晴らしいですけれども、“自分が幸せだから、子どもも幸せになる”のです。
再婚してお父さんができれば、経済的に安定するなど物質的な側面でのメリットはあるでしょう。しかし、必ずしもそうなるとは限らない。私の本も読んでくださっているとのことですので、結果論から申し上げましょう。私だったら、まず結婚を考えません。それは「結婚をしない」ということではなく、自分の幸せ、子どもの幸せを考え、親子で愛を育んでいきながら、生きていく。たとえ貧しくとも、たとえいろいろな苦難や波風があったとしても、支え合って、守り合って、乗り越えていく。そんなときに、偶然出会いがあって結婚をする……ということがあれば、そのときには自分の幸せとして(結婚という選択を)考えるべきだと思うんです。
世の中を見ていると、「子どものために」と言いつつ、逆に子どものためにならない結婚もたくさんあります。「自分のために」と思って子どもの幸せをないがしろにするのもおかしいです。自分が子どもを大事に守って育みながら、親子で愛を育んでいき、そこで偶然出会いがあったのなら、絶対にその相手はあなたの子どものことも大事にしてくれます。“類は友を呼ぶ”という波長の法則、“自分が蒔いた種は自分が刈り取る”という因果の法則です。やはり、そういう気持ちが、愛を持つ人を引き寄せるのです。
子どもを大事にして生きると、大事にしてくれる人と出会う。どういう人と出会うかは、自分の心の姿勢によるんです。相談者さんだけでなく、出会いを求めている方は「自分の心のベクトルで相手が現れる」という考えを大事にしてください。自分自身の考えがしっかりしていたら、それに伴った人と出会います。「どんな人と出会うのだろう?」じゃなく、自分自身がしっかりとした根を張って、自立する。そうすると、その自分にふさわしい人が来る。
マッチングアプリをするのは構いませんが、“ただのアンテナ”だと思ってやっておけば良いでしょう。お子さんと一生懸命に生きていれば、ふさわしい人と必ず出会うときは出会う。今は慌てないで、焦らないで過ごしましょう。大丈夫だから。
●江原啓之 今夜の格言
「皆さん“天のしずく”です」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子