現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)でききょう/清少納言役を演じているファーストサマーウイカが16日、山口県で行われたトークショーに、チーフ演出の中島由貴氏とともに登壇した。
山口県は、清少納言の父・清原元輔が周防守として清少納言とともに訪れたと言われている場所。トークショーの前日に、防府天満宮や周防国衙跡などゆかりの地も訪問し、「元輔の屋敷があったと言われる場所に立ち寄ることができて、ここにいたんだなと思うと感慨深いものがありました」としみじみと語った。
また、高畑充希が演じた定子が、ききょうにとってどんな存在だったか聞かれると、ウイカは「もっと長く出てもよかったと思うんですよね。足りなかったな~」ともっと定子を見ていたかったと本音を吐露。高畑がクランクアップを迎えた時には泣いて抱き着いたそうで、「泣きすぎてもう顔ぶよぶよでした。深海魚ぐらいに」と振り返った。
そして、高畑について「素晴らしいですよ。普段は猫みたいな人なんです。人懐っこくて、ふわふわっとしているところもあれば、プロフェッショナルな、俳優として魅せる瞬間もあるし、職人、仕事人という瞬間もあるので」と絶賛。「定子様らしい瞬間もいっぱいありました。似ているんだろうなって」と話した。
中島氏は、定子とききょうが最初に出会うシーンの回を演出。「(ききょうが)声で『きれい』って、心の声みたいに入るんですけど、きれいというのを顔で表現してということをけっこうしつこくお願いしました。一目惚れしてくれって」とウイカへの演出を明かし、「見事にやっていただいた」と称えていた。
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