エムステージは、「育休」に関するアンケート調査結果を11月13日に発表した。同調査は2024年8月20日〜27日の期間、男性医師367人を対象にインターネットを用いて行われた。
子どもがいる男性のうち、育休を取得したことが「ある」と回答した医師は9.9%となった。
民間企業の2023年度の男性の育休取得率が30.1%であったことから、民間企業と比べ男性の育休取得が進んでいない結果となった。
子どもがいるが、育休を取得しなかった理由について尋ねたところ、「取得するという考えがなかった」(137人)が最も多く、次いで「仕事が忙しく、職場に言い出せなかった」(100人)、「収入が減ることに抵抗があった」(42人)、「今後のキャリアへの影響を懸念した」(29人)が続いた。
勤務先には男性が育休を取得しやすい雰囲気が「ある」と回答した医師は8.4%、「どちらかといえばある」と回答した医師は18.0%となり、勤務先で「男性育休」が取得しやすいと感じている医師は3割未満となった。
一方、女性が育休を取得しやすい雰囲気が「ある」と回答した医師は30.0%、「どちらかといえばある」と回答した医師は39.5%となり、約7割が勤務先で「女性育休」を取得しやすい雰囲気があるという結果となった。
また、今後子どもができた場合、育休を「取得したい」と回答した医師は34.7%、「できれば取得したい」と回答した医師は22.7%となり、男性医師の2人に1人以上は今後育休を取得したいという意向がある結果となった。