女優の有村架純が13日、都内で行われたNetflixシリーズ『さよならのつづき』(11月14日より世界配信)の前夜祭ジャパンプレミアに、坂口健太郎、生田斗真、中村ゆり、三浦友和、黒崎博監督、脚本の岡田惠和氏とともに登壇した。
本作は、プロポーズされたその日に恋人の雄介を事故で亡くしたさえ子と、その雄介の心臓を提供され命を救われた成瀬の、“さよなら”から始まる愛の物語。傷ついた人を笑顔にする最高においしいコーヒーを世界に広めようと奮闘するさえ子を有村架純、子供の頃から体が弱く多くのことを諦めてきた大学職員の成瀬を坂口健太郎、太陽のように周囲を照らす雄介を生田斗真、前向きな性格で病弱な成瀬を支える妻・ミキを中村ゆり、雄介亡き後のさえ子を温かく見守るコーヒー生産者のヒロを三浦友和が演じた。
有村はこの日、デコルテあらわなトップスにパンツを合わせた、スタイルの良さが際立つコーディネートで登場。「私が演じたさえ子は自分の人生を自分で切り開こうと常に思っているような女性で、何に対しても常に自分の正義や心に誠実に向き合って歩みを進めていた女性だったように思います」と演じたさえ子について紹介し、「とてもエネルギッシュで生命力のある印象だったので、そういった要素を大事にしながら、あと、みんなが『さえ子』とついつい呼びたくなるような無邪気さのあるチャーミングな女性にできたら、より魅力的な女性としてお届けできるかなと思って挑戦させていただきました」と撮影を振り返った。
本作は韓国・釜山で行われた「第29回釜山国際映画祭」でワールドプレミア上映され、有村と坂口も映画祭に参加。有村は「釜山に行った時に、1話2話をお客さんと見る機会があって、その時に涙が出てきて、やっと客観的に見れたのかもしれないと思いました。成瀬さんがミキさんに言うセリフでボロボロ泣いちゃって、それぞれの思いが交錯している物語なので、すべての感情が痛いほど伝わってきました」と本作を見て涙したことを明かした。