近畿日本鉄道は、駅窓口での駅利用者と駅係員の会話をリアルタイムに翻訳して双方に表示するシステムを11月13日から一部の駅に導入すると発表した。
今回導入するシステムは、京セラドキュメントソリューションズジャパンが提供する「Cotopat Screen(コトパットスクリーン)」。話した言葉をリアルタイムに認識し、透明スクリーンに字幕として表示できるほか、会話を自動翻訳して話し手双方の言語で表示することができる。
インバウンドの増加にともない、駅係員が多言語対応に苦慮する場面が増えていることから、大阪難波駅、近鉄奈良駅、近鉄丹波橋駅の3駅で特急券発売窓口に「Cotopat Screen」を導入。利用者と駅係員の会話を自動翻訳し、窓口に貼付したスクリーンに双方の言語で表示することで、窓口対応の円滑化を図る。おもに日本語、英語、中国語繁体字・簡体字、韓国語、ベトナム語、ポルトガル語の7種類の言語に対応するとのこと。