オカムラはこのほど、働き方・働く空間に関する研究の一環として、ワーカーの成長とオフィス環境の関連性についての調査・研究データを公開した。
まず、仕事を通じて順調に成長していると感じているワーカーは、6割以上見られた。成長していると思う理由としては、「業務の幅が広がったと感じているから」が48.5%で最多となり、次いで「十分な評価(昇給や昇格など)が得られているから」が29.7%、「担当業務の難易度が年々あがっているから」が27.3%で続いた。
一方で、成長していると思わない理由として最も多かったのは、「モチベーションを上げられていないから」で60.2%であった。
続いて、良いオフィス環境で働くことが成長に良い影響を与えるかどうかを分析した結果、成長していると感じているワーカーの9割が良いオフィス環境が成長実感に良い影響を与えていると考えている事が分かった。
成長していると感じていないワーカーでは約6割となっている。
仕事がスムーズに進められるようになると自分の成長を実感できると回答したワーカーは8割以上にのぼった。また、仕事をスムーズに行うために、オフィス環境の整備が役立つと考えている割合は、51.6%となっている。
最後に、優秀なワーカー※が好むオフィス空間の特徴について分析したところ、管理職・一般職いずれも空間に余裕があり、開放的で整理整頓がなされているオフィス空間を好む傾向がある事が分かった。
※本リリースでは「ジョブクラフティング(自ら工夫しながら働く行動)」の頻度の平均値で優秀さの高低を定義