AZWAYは、「子どもに就いて欲しい職業」についてのアンケート調査結果を11月11日に発表した。同調査は2024年8月3日〜9月21日の期間、10代から60代以上までの男女490人を対象にインターネットを用いて行われた。
子どもに就いて欲しい仕事について聞いたところ、1位「会社員」(240人)、2位「公務員」(201人)、3位「薬剤師」(105人)という結果になった。1位と2位は3位にダブルスコアをつける結果となっており、会社員と公務員の人気ぶりがうかがえるという。
約半数の人に選ばれた会社員だが、「安定しているイメージ」に対しメリットの声が上がっていた。フリーランスのような自由さはないが、会社員は安定した給料をもらえ、福利厚生も充実している。そうした心の平安をもたらしてくれる「安定」に魅力を感じている人が多いと同社は考える。
続いて、年収別に回答結果を分析したところ、 どの年収でも「会社員」「公務員」「薬剤師」を希望する人が多いことがわかった。また、医師やエンジニアも上位にランクイン。子どもに安定した職業を求めている人が多いことがわかった。
一方、年収1,000万円を超えると、子どもに就いて欲しい仕事にも変化が見られた。他の世帯ではランク入りしていなかった「経営者」が、1位にランクイン。他の仕事のラインナップにはあまり変化は見られないが、年収が多くなると子どもに経営者になることを望む人が増えることがわかった。
最後に、最終学歴別に「子どもに就いて欲しい職業」をランキング化したところ、1位は「会社員」もしくは「公務員」で、あまり差がないことがわかった。ただ、2位以降を比べてみると、最終学歴によって違いがあることがわかる。
例えば、中学校卒業の人の場合、他の人たちと比べてランク入りした職種の数が多く、好みの仕事に多様性があることが見えてくる。また、全体的に人気のある「会社員」は3位という結果に。他の人たちより順位が低い傾向にある。
また、大学院卒業の人の場合、「医師」が2位にランクイン。「医師」は高校卒業、専門学校卒業の人たちではランク入りしておらず、他の人たちも順位はあまり高くなかった。