近畿日本鉄道は、2024年度も一部を除く各線区で、大みそかから元旦にかけて終夜運転を実施すると発表した。臨時特急列車に加え、臨時一般列車も設定(運転区間の延長含む)。大阪地区で計195本、名古屋地区で計33本の臨時一般列車を運転する。
奈良線は大阪難波~近鉄奈良間で普通(一部準急)を計30本設定し、約20~30分間隔で終夜運転。大阪線は大阪上本町~榛原・名張間で普通を計23本設定し、約30分間隔で終夜運転を行う。京都線・橿原線・天理線は京都・新田辺~大和西大寺~橿原神宮前間で計31本、大和西大寺・平端~天理間で計16本の普通(一部急行)を設定。京都・新田辺~大和西大寺~橿原神宮前間は約20~30分間隔、大和西大寺・平端~天理間は約30~50分間隔で終夜運転を行う。
けいはんな線は長田~学研奈良登美ヶ丘間で普通を計23本設定し、約30~60分間隔で終夜運転。生駒線は生駒~王寺間で普通を計6本設定し、約80~100分間隔で終夜運転を行う。生駒ケーブルも鳥居前~宝山寺間で約10分間隔(54往復)の終夜運転、宝山寺~生駒山上間で5時30分頃から約10~20分間隔(18往復)の運転を行う。信貴線は河内山本~信貴山口間で普通を計20本設定し、約30分間隔で終夜運転。西信貴ケーブルも信貴山口~高安山間で約20~30分間隔(28往復)の終夜運転を行う。
南大阪線は大阪阿部野橋~橿原神宮前間で普通(一部準急)を計19本(うち4本は尺土~橿原神宮前間)設定。終夜運転は行わず、大阪阿部野橋駅からは同駅2時30分発まで約30分間隔、橿原神宮前駅からは同駅1時40分発まで約30分間隔で運転する。長野線は大阪阿部野橋・古市~河内長野間で普通を計8本(南大阪線へ直通する列車も含む)設定し、古市駅からは同駅2時28分発まで、河内長野駅からは同駅2時50分発まで、それぞれ約30分間隔で運転する。
道明寺線は普通を計12本設定し、道明寺駅からは同駅2時35分発まで約20~45分間隔、柏原駅からは同駅2時48分発まで約20~50分間隔で運転する。御所線は普通を計7本設定し、近鉄御所駅からは同駅2時45分発まで、尺土駅からは同駅3時37分発まで、それぞれ約40~60分間隔で運転。葛城山ロープウェイは葛城登山口~葛城山上間で5時10分頃から約30分間隔(8往復)で運転を行う。
山田線・鳥羽線は伊勢中川・明星~五十鈴川間で普通を計23本設定し、約30分間隔で終夜運転を実施。名古屋線は近鉄名古屋・近鉄四日市~伊勢中川間で普通を計6本設定し、下りは0~1時台、上りは2~4時台に運転するほか、近鉄名古屋~富吉間でも普通を計2本設定し、下りは4時台、上りは1時台に運転する。鈴鹿線は伊勢若松~平田町間にて、最終列車の繰下げと始発列車の繰上げを行う。
なお、大阪地区の吉野線と田原本線、名古屋地区の湯の山線、鳥羽線(五十鈴川~鳥羽間)と志摩線は大みそかから元旦にかけての運転を行わない。